先日、緑が芽吹きはじめたばかりの奥日光に行って来ました。
緑薫る森で森林浴を楽しみ、マイナスイオンたっぷりの滝めぐり。
どちらも日頃の疲れを一気に解消してくれる自然の恵みです。
これからの季節は栃木県の花ヤシオツツジやミツバツツジなど、可憐な春の花の見頃。自然がくれる癒しのひとときを愉しみませんか。
●マイナスイオンを浴びる緑の滝めぐり
●これが日光の湯の源!秘湯に浸かる
●カラダをきれいにする精進料理をご紹介します。
マイナスイオンたっぷり奥日光三大瀑布めぐり
奥日光とは、日光市内からいろは坂をのぼった中禅寺湖畔より北側のこと。日光の自然を満喫できるスポットです。
このコースは車、バスのほか、戦場ヶ原を通ってハイキングでめぐることもできます。
華厳の滝
有名すぎて、エーッという声があがりそうですが、マイナスイオンの放出度では日本で5本の指に入るほど。日本三名瀑のひとつでもあり、中禅寺湖の水が太い水柱となって一気に97m落ちる姿は豪快。エレベーター(530円)で滝壺まで下りるのがちょっと情緒に欠けますが、滝壺近くで見る滝は圧巻。激しい水しぶきの心地よさはなんともいえません。
夏場は水量が落ちてしまうので、やはり6月いっぱいがオススメですよ。
また、ビューポイントとしては、エレベーター右横にある展望台、明智平ロープウェイ山頂付近からの眺めもおすすめです。
場所はコチラ。
竜頭の滝
奥日光の最奥に位置する湯の湖から中禅寺湖にいたる湯川。その川の最後の見せ場が竜頭の滝。これから5月末まで、ちょうどミツバツツジの見頃。滝の周囲にはピンクの小さな山ツツジの花が咲き誇ります。写真は2004年5月24日のもの。水と新緑の間にピンクの花がこぼれるように咲きますよ。
この滝のビューポイントは、二股にわかれた滝壺付近。真ん中の大きな岩が竜の顔で、二筋の滝は竜のヒゲに見立てられます。
また、車で5分ほど上った滝上からの景色もオススメ。
斜面を流れ落ちる滝の奥に中禅寺湖を望めます。滝沿いの遊歩道を降れば、ミツバツツジと水の音の爽やかな雰囲気が格別。滝壺までは下り坂なので、ラクラク散策ですよ。
これから夏にかけては、中禅寺湖からのぼる風と滝の水しぶきが渾然一体となって、涼しさ、心地よさ抜群です。
ハイキングの場合、ここから戦場ヶ原を抜け湯滝に至るルートがおすすめです。
逆コースのほうが下りになるので歩きやすいです。
日光宇都宮道路清滝ICから国道120号を湯元温泉方面に19km
JR日光駅・東武日光駅から東武バス湯元温泉行きで1時間、竜頭の滝入口下車、すぐ
湯滝
奥日光の最奥に位置する湯滝。ガイドは日光の滝の中ではここが一番好きなんです。
まず、華厳の滝ほど人が来ない。
そして竜頭の滝よりも、華厳の滝よりも滝壺に近く、迫力満点。
流れ落ちる水の量も多く、(訪れた日は大雨の翌日だったので特に)そのマイナスイオン癒し効果は最も大きいのではないでしょうか。
駐車場から5分ほど歩くのですが、途中の森の木々の精気ももらえ、
それはそれは心地よいところです。
少し登ると滝の源である湯の湖に出ます。透明感のある静かな湖面が、湯滝に向かって吸い込まれていく様も神秘的。
冷たい水が一気に動くせいか、訪れた場所の中で、湯滝の滝上がいちばん涼しかったですよ。涼しいというより寒いくらいでした。
滝上には湯の湖があり、こちらも湖水映るミツバツツジが素敵ですよ。
ぜひ湖の周囲を散策してみてください。
下界に比べるとかなり涼しいので上着を持っていかれたほうがいいと思います。
湯滝-竜頭の滝のハイキングマップは湯滝レストハウスのサイトをご参照ください。
次ページでは奥日光の秘湯・日帰り温泉のあるお寺をご紹介します。