日本海の美しい景色と海のマイナスイオン、そして名水が湧く森のマイナスイオン。その両方で癒される旅に出かけてみませんか。
美しい景色と美味しいものは癒しの旅に欠かせないポイントですが、そこに歴史と文化が加わると、旅はもっと印象深く、忘れ得ないものになりますよね。
今回ご紹介するのは、そんな文化と伝統が息づく若狭路の旅。
先月末に旅したガイド本多のレポート報告です。
若狭とは福井県小浜市を中心とする一帯ですが、海の見える奈良と呼ばれ、古くから奈良。京都といった都との交流が深く、京と日本海をつなぐ物流の拠点でした。
若狭の鯖 は京都名物の「鯖寿司」となり、小浜の港は室町時代末期、日本にはじめて象が上陸した地でもあり、良港に恵まれた美味しい海の幸の産地です。
また、豊かな自然に囲まれ、名水百選のうち、2つの名水が湧き、周囲の森はマイナスイオンの宝庫として、身も心も癒してくれます。
一方では、今映画でも話題の『陰陽師 』安倍氏が天文観測を行った星の美しい土地であり、人魚とその肉を食べ800歳まで生きたという八百比丘尼伝説など、伝説の宝庫として興味をそそられるところなのです。
前置きが長くなりましたが、この若狭路で2003年10月13日まで「若狭路博2003」が開催されています(関連イベントは11月まであり)。
海の幸を中心とした若狭の食文化、伝統芸能、自然についての展示や、和紙作り、若狭塗り、木工細工などの体験コーナー、毎日行われる芸能イベントと水と炎のファンタジーなど、見所たくさん。それにこの若狭路博、入場はすべて無料なんです!
ガイドも会場を見学してきましたが、山会場ではコスモス畑が満開、海会場では毎日振る舞われる郷土料理をいただきました。行った日はアツアツで出汁の旨い漁師鍋でしたが、日によって若狭牛だったり、新米のおにぎりだったり。無料なのでかなりの人気です。
「千年行列」という小浜の港に上陸した象と南蛮人を再現したパレードも見てきました(写真)。本物の象が歩き、カラフルな時代衣装を身にまとった人々の行列は、タイムスリップした感じで、楽しかったですよ。
これからのイベントでは、 10月11日(土)おいらん道中、10月11日(土)~10月13日(月・祝)には、伝統芸能(山車・大太鼓・神楽・獅子等)のパレード、10月12日(日)には鯖灯篭流しが予定されています。
また海会場の中心・マーメイドプラザには温浴施設「濱の湯」があり、人魚のモデル・ジュゴンの主食「アマモ」のエキスを使った海草風呂(ミネラルいっぱいで美肌効果があるのだとか)など数種のお湯が楽しめます。
詳細、イベントの日程などについては、こちらの若狭路博2003公式ホームページをご覧ください。
次ページでは若狭の陰陽師の里と名水をご紹介します!