著作
(SSコミュニケーションズ刊)
(アルク刊)
(桐原書店)
など、女性誌やビジネス書などで英文ビジネスコミュニケーションに関する記事を執筆。4月よりNHKラジオ「ビジネス英会話」の講師を勤める。▼日常会話からビジネス英会話へスムーズに橋渡し!
今回は、この4月から新しくスタートするNHKラジオ「ビジネス英会話」を担当される、日向清人(ひなたきよと)先生に、その聴き所、活用方法を、直撃インタビューしました。第1回は、ラジオ講座の学習のポイントとなる点を中心に伺います。
*今後シリーズで、日向流ビジネス英語学習法をご紹介してまいります。
▼新シリーズは、ビジネスの必要最低限の英会話表現を厳選!!
--新しい4月からのシリーズがどのような内容になるのか、読者の方に簡単にご紹介してください。
6ヶ月続く講座の内容は、英語が使われる職場で最低限必要なスキルセットになっています。
同僚と世界経済や環境問題を語る人は少ないでしょうから、日常的な場面にしぼって、そこで、どういった英語が使われているかに特化しています。
自分自身の英語が使われる職場で働いた経験をもとに、「普通、こういったときは、こう言っているよ」というものをお伝えできたらという感覚でまとめています。従って、一緒に勉強してくれる人としてイメージしたのも、経営者とか、管理職の人より、ごく普通の人です。
普通の人が普通の職場でやりとりしていることを英語で置き換えるとどうなるかという感じです。
▼日常の実務英語を月ごとに分野別に分り易く解説!!
--さらに講座で扱う具体的な英語表現としては、どのような内容になりますか?
月ごとの内容を大まかに纏めると下記の次のようになります。
スモールトークをこなす(同僚の紹介、自己紹介、空港での出迎え等)、食事に誘う、会食する(同僚や顧客との食事)出退勤時のあいさつ、退勤時のあいさつ、といったコミュニケーションの基本を学習します。
5月に入るとアポ取り、職場での電話の応対、苦情処理という具合にいわゆるビジネス英会話の分野に入っていきます。
6月は日常業務で最もよく使う、ホウレンソー(報告・連絡・相談)を英語でやるとどうなるのかという具体的な実用レベルの会話表現に入り、一般英語とは一線を画した本格的なビジネス英語の内容に変わっていきます。
7月以降は会議、交渉、プレゼンと、純然たるビジネス英語の世界にどっぷりとひたれます。とは言っても主語、次いで述語、そして最後にいつ?どこで?どのように?といったことに答える副詞的要素が並ぶという英語の基本に変わりはありません。
違うのはWorkplace English(職場の英語)独特の言回しと用語用例だけです。
次のページでは、ビジネス英語・英会話の日向流攻略法をお伺いしました。⇒