ビジネス英会話/自己紹介・会議で使う英語

英語プレゼン成功の秘訣

上司に突然英語でのプレゼンを命じられたら??初めて臨む英語でのプレゼンテーション。緊張しながらも、掴みと締めを上手に乗り切るコツを伝授いたします。これが、「決めの一言」です!

竹村 和浩

執筆者:竹村 和浩

ビジネス英会話ガイド

英語プレゼン突然上司に英語でのプレゼンを命じられたら?

誰でも本番は、緊張の極に達してしまうもの。例え発表する内容には自信があっても、自分の英語に自信が持てないと言う方は多いのではないでしょうか?


英語のプレゼンテーションのコツは最初と最後をキメる!

英語プレゼン成功のコツとは、「最初と最後をキメる!」です。最初のつかみでスベってしまうとモメンタム(勢い・雰囲気)の回復が困難。また、最後を自信に満ちた様子で終えることができれば、それだけで、プレゼンに説得力を与えることができるものなのです。

最初と最後をキメるためには、英語の音が、極めて重要な働きをします。最まずは、最初の切り出しについてのポイントから攻めてまいりましょう!

子音はキレ、母音はコク

Ladies and Gentlemen!

この誰もが知っている表現も音に工夫を凝らすことだけで、一気に聴衆の注目を集める「キメの一言」に変えることができます。定番の表現を「キメの一言」にするためには、棒読みにしてはいけません。

子音はキレで勝負
ネイティブは、子音に重きを置いて英語を聞いていると言われています。なので、子音を強調して発音すれば、ネイティブにとって、聞き易い英語になり、聞き易さは聴衆の注目を喚起します。

掴みの大切な一言は、下記のように、青字の子音のところで、息を吐いて、明瞭に発音すれば、決まりきった表現でも、十分、注意を喚起し、惹きつける「つかみ」となり得ます!
子音にキレを出すコツは、それぞれの子音 L、d、s、(z)、g、t、を発音する時に腹式呼吸を使うことです。お腹で強く息を吸い、吐きながら発音すればOKです。

母音はコクで勝負
母音を体全体に共鳴させることで、英語独特の深みのある、コクを作ることができます。母音を喉のできるだけ、奥の下の方)(※喉の上の方で鳴る母音は、日本語の調音点です。要注意)で、体全体が共鳴するように鳴らしていきます。これにより、英語を深みある、説得力のあるコクを持った音として響かせることができるようになります。
 

英語プレゼン、締めの一言!

すべてのプレゼン内容が終わったら、大きな声で、心を込めて"Thank you for listening!"

Th、k、f、l、sn、の子音、thとfの部分で息を長く吐き、勢いをつけて発音しましょう。

英語プレゼンのいくつかの注意点

1.準備が何より大切。よく言われることですが、100準備して90を本番で捨てるくらいの気持ちが必要です。

2.常に自分が何を聴衆に伝えたいのか、何を訴えたいのかを自問自答し、明確にしておくことが大切です。その核があれば、人の心に残るプレゼンとなります。

3.聴衆の表情や、態度に左右されず、常に自信を持って話すことです。人は、話の内容よりしばしば、話している様子に左右されると言います。

今回ご紹介したテクニックは、本来、上級者向けのものでもあります。プレゼンの内容は、出来上がったことを前提としてより高い効果を狙う場合の高等技術でもあります。

すべての内容の英文を子音の息と母音の響きで発声すれば、より魅力あるものと出来るのは言うまでもありません。しかし、まずは、出だしと終わりをしっかり自分のものにするだけでも随分と気持ちの面での落ち着きを得ることができます。後は、内容で勝負です! この「子音」で息を吐く方法、是非、一度、試してみてください!
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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