まだまだあります正反対の意味を持つ単語
英米で意味が違う public school |
ほかにもたくさん正反対の意味を持つ単語について、回答が寄せられました。それらのごく一部を書き出してみましょう。
■ defeat
名詞として、「敗北、負け」と「打破、打倒」の正反対の意味を持ちます。
■ wicked
普通は「悪意のある、邪悪な」という意味ですが、スラング的用法としてこれとは正反対の「最高の、すばらしい」という意味でも使われます。
■ bear
名詞としては、本来の「熊」という意味のほかに、「(熊のような)乱暴者」という意味と、「弱気」という意味があります。弱気という意味での
bear は、おもに株の取引で使う言葉です。
これは、「熊を捕まえる前に毛皮を売る」ということわざがあることから、これを株の空売りに見立てて、bear
= 弱気、下げ相場、軟調 という意味になったといわれています。ちなみに株取引用語としての
bear の反対語は bull (強気、上げ相場、堅調)です。
■ public school
アメリカでは公立学校、イギリスでは全寮制私立学校。
■ overlook, oversight
overlook は「見過ごす、見逃す」と「監視する」という相容れない意味を併せ持ち、oversight
もこれと同じ名詞的意味を持っています。
どんな言語でもそうですが、言葉の面白さに目を向けることで、言語に対する愛着も増し、学習意欲も高まるというものです。ただお決まりのフレーズを繰り返し練習するだけでなく、たまにはこうした言葉の側面にも注目してみると、ちょっとした気晴らしにもなって楽しいものですよね。