大丈夫、私は英国人だ、という方
007になるのも楽じゃない |
せっかくやる気になったのに、国籍条件で多くの方がふるい落とされてしまったことでしょう。
ここでは、「いや私はまだ残ってるぞ!」という方のために、応募方法とその後の審査の経緯を説明しましょう。
トップページから careers → Application process と進むと、その手順が掲載されています。まず、最初にやることは
■the first stage is to send in your CV and a covering letter to The Careers
Department, PO Box 1301, London SE1 5UD
とあるので、履歴書を指定の宛先に送ることから始まります。ここでCVは略語としては非常にポピュラーなもので、curriculum
vitae (履歴書)を意味します。
待ち受ける審査につぐ審査
書類審査や面接にパスした人は、security clearance (国家機密を扱う人に対する人物証明)の期間に入ります。機密を扱うことができる人物かどうか、じっくりと調査される期間のようです。通常2,3ヵ月から時には6ヵ月に及ぶこともあるそうです。ご親切にも、■If you are already in paid employment you should not give it up until the vetting process is complete.
(有給の仕事を持っているのであれば、この審査機関が終了するまでは退職しないほうがいいでしょう)
との注意書きがあります。しかもこの仕事ならではの機密性にも次のような注意書きが・・・
■Because of the nature of this work potential candidates should not divulge to anyone, other than a spouse or close partner, their application to SIS.
(まずは英語を読んでください。日本語訳はこちら>>)
さすがに007への道は遠そうです。しかしこれらの条件をすべてクリアし、しかも周囲の誰にも気づかれないまま諜報部員になる人が、今日もまた誕生しているかもしれませんね。