おすすめの作家
易しい、面白い、映画化や日本語訳が出ている。こうした条件を満たす作家の中でおすすめなのが、
アガサ・クリスティー(Agatha Cristie)
シドニィ・シェルダン(Sydney Sheldon)
です。面白さは人によって感じ方が違いますが、この二人の小説は世界中で売れまくっていることからも、万人に受け入れられる面白さだと思います。また、易しさという点でもトップクラス。はっきり言って、この二人の小説でつまづくようなら、洋書を読むのはあきらめたほうがいいかもしれません。
そのほかのベストセラー作家では、たとえばマイケル・クライトン(Michael Crichton)などがいますが、これは上の二人と比べるとやや英語のレベルが上がっています。日本でも人気の高いスティーブン・キング(Stephen King)は、さらにもう少しレベルが上なので、読むのであれば洋書を読むことにある程度慣れてからのほうがいいでしょう。
洋書はどう読む?
さて肝心の読み方ですが、注意点はただ一つ: 辞書を引かない!!!!
もう、これに尽きます。辞書を片手に本を読むなんて、苦痛以外の何者でもありません。でもわからない単語が出てきたらどうするかって?そんな単語は無視!
洋書を読んでいて気づくと思いますが、わからない単語は本筋に関係のない情景の描写などにたくさん出てきます。たとえば
「イチョウの葉がひらひらと舞い降り、歩道を黄褐色に染めていた」
などという文章が英語で書かれていても、何のことかさっぱりわからないかもしれません。でもこんな文章、読み飛ばしてしまいましょう!今は文章表現を味わうことが目的ではありません。とにかく筋を追えればいいのです。
筋に関係する単語でも、わからなければ、とりあえずは読み飛ばしましょう。でもその頁の端を折っておいて、後になってどうしてもその単語の意味が必要であることがはっきりしたら、その段階で辞書を引きます。案外最初は必要と思っていた単語でも、結局はその意味を知らなくてもどうにかなるということも多いので、”わからない→即、辞書を引く”、という解決策は最後の手段としましょう。
洋書で会話文を学ぶ
さて本来の目的である、英会話の文章を洋書を読むことで学習するということについてですが、いくらこれが目的だからといって、役に立つと思われる文章を暗記する必要はありません。そんなことをしていたら、洋書を読むのが苦痛になってしまいます。まずは日本語の本を読んで楽しいと思える感覚を、洋書を読んだときにも味わえるようになることが大切です。そうして洋書の冊数を重ね、多くの会話文を読み、会話の調子、決まり文句、返答の仕方などが自然に身につくことが理想です。
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