MBA、簿記、公認会計士、CPA……
人気資格、転職市場での評価は?
ガイド:簿記(日商簿記検定)、公認会計士、CPA(米国公認会計士)も「転職に有利」というイメージが強い資格ですね。これらについてはいかがでしょうか?
吉岡さん:
確かにお持ちの方も多い人気資格ばかりですね。
もちろんケースによって違いは出てきますが、大まかに言うと、それぞれの評価には以下のような傾向があります。
【簿記1、2級】
ジュニア層でこれから経験を積んでいくという方々にとっては、資格は大きな評価ポイントとなります。
ただし、リーダー層になると、実務経験がなく資格のみというのは評価されにくいです。
【公認会計士】
企業の経営状態を「数値」の側面から判断できるという点で、経理・財務部門だけでなく「経営企画」など、事業戦略上でも頼りになる存在として評価されています。
M&Aなど戦略的な施策のバックアップや第一線で推進していく役割を求められることも増えており、「対人対応スキル」も同時に求められます。
【CPA(米国公認会計士)】
あらゆる企業でグローバルでの取引が増えており、連結子会社なども多数設立されていることから、CPAの保有者は高く評価される傾向にあります。
人材エージェントだからこそ知っている、転職市場における「人気資格」の評価は「予想通り」?、それとも「ちょっと意外」?
これ以外にも、知りたい資格はまだまだあります。
果たしてTOEICのスコアは転職に影響するのか?ビジネスパーソンの定番資格、中小企業診断士・社会保険労務士の評価は?IT関連資格って取っておいた方がいいの?
気になる答えは、6月20日掲載予定の「転職市場で評価される資格とは?【2】」をお楽しみに!
※参考リンク
株式会社リクルートエージェント
今回ご協力いただいた吉岡綾子さんが所属するリクルートエージェント社のサイト。転職のプロフェッショナルだからこそわかる、「旬」の転職関連情報も満載です。