資格・検定/資格アーカイブ

その資格、大丈夫?消える資格の条件(2ページ目)

せっかく取っても、その資格自体がなくなってしまったら、それまでの努力も水の泡。今回は、これまでに「消えていった資格」の傾向をもとに、「消える資格」の条件を検証してみました。

いぬかい はづき

執筆者:いぬかい はづき

仕事に活かせる資格ガイド

条件その1:その資格を必要とする仕事がなくなった

様々な技術の進歩は、時に従来の仕事のやり方をすっかり変えてしまうもの。以前は、人気のあった職業やスキル、専門知識でも、今ではそれほど必要とされない、というものは少なくありません。ある仕事がなくなれば、当然その仕事をするために必要な資格もなくなってしまうのです。

少し古いですが、例えば、かつての電電公社の認定資格として存在した「電話交換取扱者」
いわゆる「ひも式」の電話交換機が主流だった時代に、外線の交換手として仕事をするために必須の資格だったそうですが、1984年には廃止されています。
そういえば、ガイドが人材派遣会社のコーディネーターをしていた1997年ごろは、まだ「ひも式」も存在していて、わずかながら経験者や有資格者が優遇されていましたが、「ボタン式」への移行に伴い、こうした資格効果はもはや期待できなくなってしまいました。
このように、その資格を必要とする仕事の先行き次第では、関連資格も廃止の憂き目にあってしまうことがあるわけです。

■結論:人気の職業が永遠に人気とは限らない!
無常にも世の中は移りゆくもの。「消える資格」を取らないためには、その資格を必要とする職業、業界の将来をしっかりと見据えることが大切です。資格そのものだけでなく、技術の進歩や法改正など、常に世の中の動きにアンテナを張っておきましょう。


 >>こんなケースでも廃止資格が生まれています。詳しくは次ページをどうぞ!
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