復帰後も一苦労?!ワーキングマザーの現実とは?
ガイド:資格取得後のお話が出たところで、現在のご様子をお聞きしたいと思います。
育児休暇を終え、お仕事に復帰されたそうですね。復帰後の子育て、仕事、スキルアップのバランスはどうなっていますか?また、現在は取得した資格をどのように活かしていらっしゃるでしょうか。
霜丘さん:
復帰後の1年は、保育園と職場の往復という家族のリズムを作るのに精一杯でした。職場では、誰もワーキングマザーがいないんです。
こどもが熱を出して早退したり休んだりするときに、自分がいなくても仕事が回るように、必要な情報を共有スペースに残してきているのですが、そういう工夫は空回りしてましたね(笑)
週末には、産業カウンセラーの実技指導の仕事を月に2回くらいと、自主勉強会を1回やっていますが、それはスキル的には維持であって、向上ではないんです。
最近はこどもが保育園に慣れて、会社でも時短にしてもらったこともあり、自分の余裕ができたので、今年は新しい勉強を始めようと思っています。
ガイド:
新しい勉強というと?
霜丘さん:
やはり子どもができてから、より「家」が大きい意味を持つようになりましたし、ワークライフバランスや、従業員の家族というテーマにも関心が深まったような気がします。ですので、「家族相談士」を考えています。
ガイド:
ご自身の経験を通じて、新たなテーマへと視野が広がったというわけですね。
霜丘さん:
はい。
あとは、今は認知行動療法という技法を使っているのですが、もうちょっと理論を学びたいので「論理療法士」も目指そうかな、と。
それから、必死の思いで追った「シニア産業カウンセラー」の資格は、カウンセリングの仕事を新しく始めようと、どこかに登録にいくときに、かなり役立っていると思います。会社でも名刺に書いてくれて、上司が宣伝してくれてます(笑)
ガイド:
なるほど。それは苦労して取得した甲斐がありましたね!(笑)
>>次ページでは、多忙の中立ち上げたサイト「育児休暇で資格をねらう」について伺います。