あえて独学で、難関資格「行政書士」に挑戦した理由とは?
ガイド:差し支えのない範囲でかまいませんので、これまでのご経歴、現在のお仕事についてお聞かせいただけますか?
羽林さん:
田舎の公立高校から進学のため上京、理系だったので大学院まで進み、2年間の修士課程を修了して化学系研究職に就きました。
つまり、大学の一般教養ですら法律に触れたことがない、全くの門外漢というわけです。
ガイド:
確かに、サイトには「法律の『ホ』の字も知らないどシロートが」とありましたね。そんな羽林さんが、今回行政書士試験を受験することになったのには、いったいどのようなきっかけがあったのでしょうか?
羽林さん:
妻が会社を経営しているのですが、その仕事上で契約を結ぶ機会が増えてきたため、法律のことを学んでおこうと思ったのがきっかけです。
調べ始めると、行政書士は法律資格の登竜門と言われていることがわかったので、まずはここから目指すことにしました。
ガイド:
奥様のためにとは……。優しい旦那様でうらやましい(笑)
ところで、サイトのテーマが「独学」ということなのですが、行政書士試験という難関資格の挑戦に、あえて「独学」を選ばれた理由は何だったのでしょうか?これまでにも、「独学」で資格に挑戦されたことはあったんですか?
羽林さん:
本格的な資格に挑戦したのは、今回の行政書士が初めてです。ですから、「独学」で資格取得という経験はまだ無いということになりますね。
ただ、大学受験のときには予備校に入りましたが、「独学」でも大丈夫だったと、今では思っています。当時は「独学」という選択肢自体が頭に浮かばなかったので、それは大失敗でした。
予備校に通うなかで、合格の為に有効な勉強は「独学」の場合とほとんど同じだったということに気がついていきました。それは、自宅で自分で勉強するということです。
ガイド:
なるほど、確かに予備校に行ったからと言って、すべての勉強をそこでするわけではないですものね。むしろ肝心なのは、自宅での「独学」だったというわけですよね。
羽林さん:
はい。そういう実感があったので、今回の行政書士試験も「独学」で勉強することに、特に不安はありませんでしたね。
ガイド:
そうは言っても、時間のやりくりなど、「働きながら資格勉強をする」ということの難しさも当然ありますよね。
それでも「働きながら」「短期間」「独学」で、難関資格を受験することを選ばれた理由とは何だったのでしょう。もう少し詳しくお聞きしてもいいですか?
羽林さん:
それは、「自分の限界に挑戦する為」ですね……などと、カッコいい理由だったら良かったのですが(笑)
実は、自分で選んだのではなく、この方法しかなかったというのが正直なところです。働かないと生活できないし、試験日まであと3ヶ月しかないし、資格学校に通うお金もありませんでしたから。
唯一良かった点と言えば、勉強の方針に対してあれこれ迷わずに済んだということでしょうか。そもそも選択の余地がなければ、あとは黙ってやるしかないですよね。
ガイド:
ひとことで「資格に挑戦」と言っても、経済的なこと、時間的なこと、様々な条件を考えなければいけませんものね。
羽林さんにとって、そうした条件を満たす選択肢が、今回は「独学」だったというわけですね。
羽林さん:
そういうことになります。
>>独学「3ヶ月間」で合格を目指すコツとは?羽林さんお薦めの勉強法やスケジューリング法を次ページで伺います。