ところで、「社会人基礎力」って何?
今回の調査報告は、2006年10月に経済産業省が実施した、「企業が職場で求める能力(社会人基礎力)に関する、企業人事部へのアンケート調査」に基づいたもの。経済産業省が2006年1月に発表した「社会人基礎力」の中間とりまとめでは、企業が職場で求める能力について以下のように分類されています。(社会人基礎力3能力・12能力要素)
■前に踏み出す力(アクション)
【主体性】物事に進んで取り組む力 【働きかけ力】他人に働きかけ巻き込む力 【実行力】目的を設定し確実に行動する力 |
■考え抜く力(シンキング)
【課題発見力】現状を分析し目的や課題を明らかにする力 【計画力】課題の解決に向けたプロセスを明らかにし準備する力 【創造力】新しい価値を生み出す力 |
■チームで働く力(チームワーク)
【発信力】自分の意見をわかりやすく伝える力 【傾聴力】相手の意見を丁寧に聴く力 【柔軟性】意見の違いや立場の違いを理解する力 【情況把握力】自分と周囲の人々や物事との関係性を理解する力 【規律性】社会のルールや人との約束を守る力 【ストレスコントロール】ストレスの発生源に対応する力 |
>>企業の実際のニーズと「社会人基礎力」の関連は?アンケートによって明らかになった企業が求める人材像について次ページから解説します。