今さら聞けない定番資格の真実!
「秘書検定」ほんとに知っていますか?

イメージ画像です
秘書を目指さなくても役に立つ!ビジネスパーソンが身につけたい知識がギッシリの「秘書検定」、ほんとうに知ってる?!
簿記、FP、ビジネス実務法務検定……などなど皆さんがよくご存知のいわゆる「定番資格」を様々な角度から再検証する、このシリーズ。今回は、特に働く女性や女子学生を中心に「仕事に活かせる資格」として根強い人気を持つ「秘書検定」を取り上げます。

「女性を中心に」とは言ったものの、性別はもちろん、学歴・年齢に関わらず誰でも受けられるのがこの「秘書検定」。秘書を目指す人もそうではない人も、この機会にその概要、対策、効果など、「秘書検定」の全てを確認しておきましょう。

【INDEX】
「秘書検定」ってどんな資格?
「秘書検定」の対策
「秘書検定」の効果

「秘書検定」ってどんな資格?

「秘書検定」は、かつては文部科学省認定の公的資格でしたが、現在は公益財団法人実務技能検定協会認定、文部科学省後援の民間資格です。
その名の通り、一般的に秘書業務に必要とされる、文書作成やファイリング、スケジュール管理、マナー・接遇など、基本的な職務知識を広く問われる内容となっています。

ここまで読んで「あれ?」と思った方も多いでしょう。そうです、前述の「秘書業務に必要とされる」スキル、特に事務系のビジネスパーソンであれば誰でもが身につけておきたいものばかり。「秘書」とは言いながら、決して秘書職に限定せず、幅広いビジネスパーソンのスキル獲得・評価に役立つ、それが「秘書検定」が多くの受検者を獲得している要因のひとつと言えるでしょう。

資格および試験は、1級、準1級、2級、3級と等級ごとに行なわれており、1級と準1級の筆記試験合格者のみ面接試験があります。
基本的にどの級からの受検も可能ですが、1級に限り、筆記、面接試験の合格以外に、英検2級やTOEIC470点以上などの英語系資格と、マイクロソフト・オフィス・スペシャリストWord(一般)などの選択資格を保有していることが必要。(詳しくは公式サイト参照

実務経験がない学生でも挑戦しやすい2、3級は就職に備えた学生の受検者が目立ちますが、準1級以上になると社会人の割合が増えてきます。その他の概要は以下のとおりです。

■秘書検定試験
試験概要 全級とも筆記試験は理論(秘書の資質・職務知識・一般知識)、実技(マナー・接遇)に領域区分されており、それぞれが60%以上の正解で合格。
※準1級・2級・3級は選択問題(マークシート方式)と記述問題
※1級はすべて記述問題
※1級・準1級は筆記試験合格後面接試験あり
受験料 3級:2,600円、2級:3,800円、準1級:4,900円、1級:6,100円
※6月、11月は2級と3級、2級と準1級の併願可能
実施会場 全国各地の試験会場
試験日 年3回(2月、6月、11月)

■筆記試験の5領域で問うもの
【秘書の資質】
秘書の仕事は、上司の身の回りの世話などを中心とした上司の仕事の補佐です。この補佐が適切にできるためには、上司や上司の仕事を理解して気配りができるとか、その場その時に応じて適切な対応ができる能力が必要です。その能力を計っています。
【職務知識】
秘書がする上司の補佐とは、上司でなくてもできる仕事は秘書が行って、上司には上司本来の仕事に専念してもらうということです。そのためには上司の仕事を理解して、どの範囲のことは秘書がしなければいけないか、それはどのようにするかを知らないとできません。それが計られます。
【一般知識】
秘書の仕事の場はオフィス(会社・団体など)です。そこで遣われる言葉にはオフィス特有なものがあります。それらを理解することや、社会あっての会社や団体、秘書ですから、社会を理解するために必要な常識が、社会常識として計られます。
【マナー・接遇】
オフィスでの仕事として、人に接する場面で心得ていなければいけないことが計られます。基本的なこととして、マナー、エチケット、言葉づかい、話し方。仕事に直接関係することとして、電話、来客応対、上司への報告。社交的なこととして交際の業務のそれぞれの仕方です。
【技能】
事務的なことの仕事の仕方が問われます。会議に関すること。文書。郵便の種類。受発信の業務。文書や名刺などのファイル。上司のスケジュール管理。事務用品や文房具。オフィスの整理、清掃などのそれぞれの知識や仕方です。
(すべて公式サイトより)

この内、最も出題比率が高いのが「マナー・接遇」。当然、1級、準1級の面接試験でも評価のポイントとなります。公式サイトの「面接試験について」によれば、準1級の面接試験の審査対象は以下の通りです。

■面接試験の審査対象
【体勢】
体全体の構えがよいこと。手の組み方、立ち方、座り方、姿勢などが相手によい印象を与えているかどうか。
【動作】
動作が自然できびきびしている。会釈、おじぎ、しぐさなどの動作が適切でだらだらしていないこと。
【明るさ】
表情に暗さや沈んだようすがなく、相手に親近感を与えるような雰囲気がある。
【話し方】
話し方に張りがあること。声が小さくなく、みだりにつかえたり、間が空きすぎないこと。
【言葉遣い】
内容に対する言葉の選び方や、相手に対する敬語の使い方が適切かどうか。
【身なり】ビジネスに適した服装、髪型であるかどうか。

公式サイト:秘書検定
試験概要のほか、受検受付書店の一覧や模擬試験など、様々な情報が掲載されています。受検予定の方は必ずチェックしてください。

>>「秘書検定」の合格率と試験対策については次ページで!