2006年6月の注目ニュース
ニュース: 新たな株式会社大学院誕生?!あのワタミが創る介護専門大学院 |
■概要
ワタミグループと言えば居酒屋チェーンで有名ですが、現在では有料老人ホームなどの介護ビジネスも手がけていることは、あまり知られていないかもしれません。このワタミグループが、2011年にも介護・医療分野の専門職大学院設立を発表。介護・医療職の新たな養成に乗り出す模様です。この大学院設立に先駆け、今年8月にはケアマネジャー養成講座の開講、通信教育・資格テキスト販売も予定されているとか。実際に「実践の場」を持つ企業だけに、「自社スタッフ養成」の側面と、「教育機関」としての側面をどのように切り分けていくのか、今後が注目されます。
ニュース: 博士になるまで最短1年ってほんと?!筑波大の新カリキュラム |
■概要
筑波大学が「社会人のための博士後期課程早期修了プログラム」導入を発表しました。2007年4月からスタートするこのプログラムは、一定の研究業績や能力を持つ社会人が対象。標準修了年限が3年間の博士後期課程を最短1年で修了、課程博士号を取得させるというものです。プログラムが実施されるのは、数理物質科学研究科、システム情報工学研究科、ビジネス科学研究科。短期間での修了のために、独自の「達成度評価システム」や他大学の教員らによる外部評価委員会のチェック、eラーニング・テレビ会議システムなどを利用した遠隔教育など、様々な工夫がなされています。報道発表時の資料では「頑張る社会人を応援します!」とあり、時間的・経済的に博士号の学位取得を躊躇してきた社会人らには朗報と言えるでしょう。これが成功すれば、今後ほかの大学、研究分野でも導入される可能性もあり、博士号取得を夢見る社会人にとっては動向が気になるところです。
筑波大学:「社会人のための博士後期課程早期修了プログラム」について(PDF)
※詳細は、必ず上記サイトをご確認ください