2006年3月の注目ニュース
ニュース: 「日本の中間管理職白書2006」管理職に期待される役割・スキルとは? |
■概要
会社に入ったからには、やっぱりマネジメント層を目指したい!そんなビジネスパーソンには気になる調査報告がありました。
社団法人日本経営協会がいわゆる“中間管理職”に行った「第1回日本の中間管理職意識調査」。その結果から、彼らの組織や仕事に対する自覚や、担当部署や部下についての考え、自身の将来、家庭、健康問題などへの思い……などをまとめた「日本の中間管理職2006年」によると、特に仕事面では下記のような傾向が明らかになったそうです。
●管理者に求められる役割ベスト2「部下・後輩の育成」(84.9%)と「部門目標の達成」(78.9%)。以下「担当部署の活性化」「会社目標の達成」の順
●管理職に求められる3つの能力・資質は「判断力」(57.5%)、「指導力」(42.2%)、「行動力」(40.4%)
●仕事に対する取り組み姿勢は「組織方針にしたがって」(50.2%)、「担当業務に限らず時代を先取りする気持ちで」(41.2%)。前者は小規模企業に多く、後者は大企業に多いという傾向あり
●管理者が抱えている問題・悩みのベスト3は「業務量が過大」(38.3%)、「業務目標のハードルが高い」(21.6%)、「他部署との連携が不調」(20.9%)。そのほかコミュニケーションをベースとした問題も
●部署管理上の問題・悩みは「業務能力の低い部下」がトップで約3割。ほかに「部署内に活気がない」(14.2%)、「コミュニケーションが悪い」(13.6%)に
●日頃心がけているテーマは「部下の能力向上」「所属部署の業績アップ」「部内コミュニケーションの向上」の順
いかがでしょうか?
一昔前の管理職であれば、まず第一に「目標達成」や「業績アップ」となりそうですが、全体的に部下を含めた「コミュニケーション」に関連するコメントが多く見られるのが特徴的です。
この結果について、同協会では「当期目標の達成を“短期的課題”ととらえるなら、部下の育成は“長期的課題“ということになります。今回調査で浮かび上がった回答結果に基づけば、彼らは能力開発という手間暇のかかる課題の達成こそ、企業内における中間管理職の第一義のテーマと考えているわけです。」とコメント。
いずれにしても、悩み多き管理職の実態が浮き彫りになったと言えるでしょう。
さて、あなたはのイメージする管理職像とは一致しましたか?
日本経営協会:日本の中間管理職白書2006
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