資格・検定/資格アーカイブ

「会社のお金」で資格を取る極意(2ページ目)

会社のリソースを使って自分の資格取得・キャリアアップを図るなら、会社を納得させなければダメ。「つきましては、会社の金でこの資格を取らせてください」と訴えるためのポイント、ノウハウはこれだ。

いぬかい はづき

執筆者:いぬかい はづき

仕事に活かせる資格ガイド

上級編:資格と業務の関連付けで会社を説得!

目指す資格が会社の「奨励資格」ではなかったり、そもそも「奨励制度」そのものが無い場合には、あなたが会社の「お金」を使ってでもその資格を取る必要性をアピールし、会社の納得を得ることが必要になります。
そのためのポイントを2つのケースでご紹介しましょう。

●ケース1:今の業務と関連する資格を取る場合
「経理担当者の簿記1級」や「労務担当者の社会保険労務士」などがこれにあたります。
会社が「奨励資格」を設けている理由は、日頃の業務との関連性が高い資格であればあるほど、取得することによって社員のスキルの向上が図れ、間接的に会社の利益に結びつく可能性が高いから。したがって、たとえ「奨励資格」ではなくても、こちらは比較的「納得を得やすい」ケースと言えます。
とは言え、漫然と「資格を取らせてください」と言ってもダメ。特に費用が高額になれば、当然「費用対効果」が期待されます。
また、あまり難易度の高い資格を狙い過ぎて、「せっかくお金を出してもらったのに取れなかった」となれば、その後の業務にも支障が出るはず。
つまり、

・その資格を取ると、会社はどんなトクをするのか
・資格取得の見通しはどの程度あるか
・資格を取ったら、会社にどんなふうに貢献したいか


をしっかりアピールすることが大切です。

●ケース2:今の業務とは直接関連性のない資格を取る場合
今の業務と関連性の無い資格では、業務に活かせる可能性は低いため費用対効果が期待できない、資格取得後、別のフィールドを求めて転職する恐れがある、などの理由で、ケース1に比べると「納得を得にくい」と言えます。
しかし、方法が無いわけではありません。ポイントは「自分の業務と取りたい資格をいかに結びつけることができるか」です。

「自分の業務と取りたい資格」を結びつけて会社を納得させるには?次ページでケーススタディにトライ!
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