なかなか資格試験に受からないという人の話をよく聞いてみると、「計画的に勉強するのが苦手」「どうしても計画通りに勉強が進まない」という声が返ってきます。
確かに、仕事にプライベートに忙しい身にとって「計画的な学習」は簡単なことではありません。しかし、あえて言いましょう。「ビジネスパーソンの資格取得にこそ『中期計画』が必須である」と。
そうは言っても、1日単位にガチガチの計画を立て、それに縛られすぎても苦しいもの。そうした計画の立て方は、下記のように資格取得の弊害になってしまうこともあります。
・計画のための計画(計画作成・修正に一番時間がかかる)
・せっかく立てたのにすぐに挫折して葬られてしまう
・計画に縛られすぎて、仕事と勉強の両立ができない
それでは、資格取得に成功できる計画の立て方とはどんなものでしょうか?
見習うべきは、ズバリ「会社の中期経営計画」です。
▼見習うべきは「会社の中期経営計画」
「計画」は、皆さんの会社での業務にも不可欠のはずです。チームを率いるリーダー、管理職ならプロジェクトや部署の計画立案を求められますし、「目標管理制度」のある職場なら、自分自身の目標を設定し、それを達成するための計画を立てなければいけません。このような「計画」には、通常下記の要素が含まれます。
◆計画に含まれる要素
・何をなすべきか(成果)が具体的な言葉で表現されている ・数値的な目標がある ・目標を達成した場合、しなかった場合どうなるかが決まっている(のがふつう) |
こうした計画は、一部署や一プロジェクト、個人にとどまらず、もちろん会社経営全体に渡って作成されます。それが、会社の「中期経営計画」です。
これと同じことを、「資格取得」の計画作りにも応用してみよう、というわけです。
→いよいよ次ページでビジネスパーソンのための「資格取得中期計画」のポイントをご紹介します!