▼通信教育の「弱み」をどう補うか
それでは、通信教育の「弱み」として挙げられる2点を補うにはどうしたらいいでしょうか。
(1)「強制力」を創り出す工夫
学習を継続するための「やる気」を出すことは、セルフコントロールに他なりません。
以前、「資格が取れる『やる気』の出し方」でもお話ししたとおり、この「やる気」を出すには「内発的動機付け」と「外発的動機付け」の2種類があります。
このうち、スクール通学に匹敵する「強制力」を創り出すために必要なのは、「外発的動機付け」の方。具体的に言うと、下記のような方法が効果的です。
●自分にご褒美、あるいは罰を設定する
→1週間や1ヶ月単位で学習計画を立て、目標をクリアしたら自分にご褒美もしくは罰を与える(「○○断ち」などもこれに含まれます)
●ペースメーカーを作る
→家族や友人など周囲にいる人に学習していることを伝え、進捗具合をチェックしたり、「ハッパ」をかけるペースメーカーになってもらう(ただし、家庭内不和につながらないよう注意しましょう笑)
●あえて「職場のプレッシャー」を作る
→業務に関連する資格の学習であれば、職場の上司、同僚に資格取得を宣言して、自分を追い込むのも手
(2)学習のポイントを掴むための工夫
せっかく意欲はあっても、内容やポイントが理解できず、学習が身についている実感が得られないと、やがては学ぶこと自体が嫌になってしまうもの。これを防ぐためのポイントは下記の通りです。
●できるだけ理解しやすい教材を選ぶ
→通信教育の教材も進歩している。まず肝心なのは、事前にサンプルや実際の教材を見比べて、「これなら理解しやすい」という教材を選ぼう
●フォロー体制を確認する
→自学自習が基本の通信教育において、「質問のしやすさ」は大きなポイント。質問カード(はがき)が一般的だが、Eメールや電話での受付なら、より質問しやすい
●補助教材を利用する
→市販の参考書、問題集など、ポイントを整理する教材を補助的に使って理解促進を図る
●スクールのサブ教材を利用する
→国家資格対策の予備校などは、スクールの授業を録音したテープを販売していたり、ビデオ教材を提供していたりする。それらをうまく組み合わせても良い
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さあ、今度こそ「挫折知らず」の通信教育で、「継続は力なり」を実証しましょう!
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