一方、「医師」や「教員」免許には、今のところ「更新制度」はありません。一度取ってしまえば終身的に資格ホルダーとして活躍できるわけです。
ただし、これらの資格も専門技術が錆び付けば、専門家としての評判が大きく傷つくこともあります。
たとえば、先日、教科教授能力に欠けている先生が免職処分になったニュースがありましたよね。
更新制度があろうとなかろうと、「資格を活かして仕事をする」ならば、継続的に自分を磨き続ける必要があるのです。
特に、こんな資格をお持ちの方なら、なおさらでしょう。
・法律改正が業務に大きな影響を及ぼす資格
→社労士、行政書士などの法律系資格
・年々スキルを磨いていかないと専門家としてやっていけない資格
→進化の早いIT系資格
・仕事や日常で使わないとスキルが錆び付いてしまう資格
→語学系資格
▼勉強すべきはむしろ「取った後」
つまり、「資格を取ったら勉強は終わり」ではなく、むしろ資格を取った後の勉強が肝心です。
資格を取った後の勉強法としては、下記のようなものが考えられます。
◆資格を取った後の勉強法
勉強会に参加する セミナー・向上研修に参加する 書籍やネットなどで情報収集 |
こうした勉強を続けるためには、もちろん時間もお金もかかります。「合格する!」というような明確な目的が無いだけに、意識しないと、何もしないまま、あっという間に月日が経ってしまった、なんてことにもなりかねません。
とにかく大切なのは、「資格試験合格がゴール」ではないことを強く意識することです。
「資格試験合格こそスタート」という気持ちで、ぜひ日ごろのブラッシュアップをお忘れなく!