流ちょうな韓国語にびっくり!~「韓国語スピーチ部門」
高校生達の流ちょうな韓国語にびっくり! |
最優秀賞に輝いたのは、埼玉県妻沼高等学校1年の茂木玖美さん。お父さんが日本人、お母さんが韓国人という彼女は、そのスピーチの中で「この事をとても誇りに思っています。なぜなら、日本と韓国のすべてのことを、客観的に見られる大きな長所だと思っているからです」と力強く語り、彼女の視点から見た日韓の違いを、様々な例を挙げて紹介してくれました。
また、優秀賞の山梨英和高等学校2年中込久美子さんは、日帝時代(植民地時代)に、韓国人のために働き、韓国に記念碑が建てられている浅川巧(あさかわたくみ)が山梨県の出身であったこともあり、自校が、ユ・ガンスン(参考:三・一運動と柳寛順(ユ・ガンスン))の母校、韓国の梨花女子高校と姉妹校提携を結ぶことができたというエピソードを紹介してくれました。審査員のイ・ユニ先生が「浅川巧について知っている人はそういないだろうに、どのように彼のことを知ったのですか?」と韓国語で興味津々に尋ねられていました。
ドラマ『大長今』の王妃役パク・ジョンスクさんがゲストで興味深いお話しを聞かせてくださいました |
いよいよ審査発表。「韓国語スキット部門」は、NHKテレビでハングル講座でお馴染みのイ・ユニ先生が、「去年よりも息の合った素晴らしい発表で、レベルが高くなったようだ。一つ一つの発音よりも、全体の流ちょうさ、まとまるところや離すところが自然か、というところにポイントを置いた」と、講評を述べられました。
審査員の先生方からの愛情こもった講評 |
そして、審査委員長の梅田博之先生から全体を通した講評があり、「韓国語スピーチ部門」についての講評では、「日本語的な表現に気をつけよう」、「日本語と韓国語は似ている点もあるけれど、違う点もある、そこに注意をしてさらに韓国語を磨いてほしい」と、具体的な例を挙げてくださり、韓国語を学習するすべての人が参考になりそうな鋭いポイントをお話してくださいました。
各部門で最優秀賞を受賞した皆さんにインタビューをさせていただきましたので、次ページでご紹介したいと思います!