金景太さんの青春時代について
中高時代は勉強と「X JAPAN」、もちろん軍隊にも行きましたよ |
中学になると周囲が「勉強、勉強」となるので、テコンドーは辞めました。それなりに勉強も頑張りましたよ。そう、「X JAPAN」に衝撃を覚えて、中学校に入ったときにバラード集を買って、耳で聞いて音域を探してピアノを引きました。ロックあり、クラッシックありのダイナミックさに心から感動を覚えて、とても影響を受けたのを覚えています。
Q:慶煕(경희/キョンヒ)大学では、演劇を専攻。軍隊も?
はい、韓国人の男は軍隊に行かなければならないので、高校を卒業すると入隊のための身体検査の案内が来るんです。身体検査を行った上で、健康な男性は必ず行くことになりますね。
大学を休学し、2002年に入隊しました。2年2ヶ月の服務なのですが、上手に大学の冬休みや軍の休みを使い、2年の休学で済みました。なるべく時間を大切に使いたかったのです。
軍隊では「義務警察」に入りました。路上の車線に入って取り締まりを行うような交通整理が主な役務だったのですが、どちらかというと、機動隊(戦闘警察)と一緒に出動するデモ隊鎮圧のための役務も多かったですね。そう、ちょうど2002年サッカーワールドカップのときは軍に服務していたので、ワールドカップに浮かれる街中の交通整理ばかり。サッカーの試合は何も見られませんでした(笑)。
軍隊は、韓国人の男が一人前になるための場所。自分の将来について深く考える機会になります。服役している間に、英語の勉強を始める人もいたり、国家試験の勉強を始める人もいましたよ。韓国の男性は、軍隊に行き、留学に行き、としていると日本の男性より5年くらい遅れて社会に出ることになるんですよね。だから、焦りのようなものもあるのかもしれません。
NHK外国語講座「テレビでハングル」のお話
「テレビではネイティブならではの自然な話し方を心がけています」 |
語学番組ですから、とにかく発音をハッキリと、そして聞き取りやすいようにしないと、と心がけています。もちろん、日本語も、韓国語もですね。しかし、あまりにも意識していたら何だか、ぎこちない話し方になってきてしまったんです(笑)! そうしたら講師のイ・ユニ先生が、「自然な話し方で良いのでは」とアドヴァイスしてくださり、それからは、わざとゆっくり発音したりせず、自然な話し方を心がけるようになりました。
Q:番組では、その韓国料理の腕前もご披露されていますね
はい、母は日本人ですが、父が韓国人ですし、ずっと韓国で暮らしてきたので、韓国料理が大の得意なんです。僕もたまに手伝ったりして、自然に料理のコツを覚えましたね。家庭料理には自信がありますよ。
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