韓国語でNGな単語

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日本語の感覚ではNG


辞書に出てきたから使ったら、なんだかびっくり されてしまった。日本語の感覚で呼んだんだけど、失礼だったよう。日本語と韓国語って、似ているんじゃないの?そんな経験はありませんか?韓国の人を呼ぶときに気をつけたい3つの タブーをお届けします。
 

これは絶対ダメ!韓国人の名字+『~씨(シ/さん)』

気をつけたい度 ★★★★★

韓国人の知り合いで『박(パク/朴)さん』という人がいて、いつも「パクさん」と呼んでいるんだけれど、ちょっと韓国語風に『~さん』を『~씨(シ)』で言ってみようかな、と、「박 씨(パクシ)!」と言ってしまった方はいらっしゃいませんか? 実はこれは、残念ながら大失敗です。

日本語の『~さん』は、本当に便利です。名字にも、下の名前にも、もちろんフルネームにも、名前の後につけるだけで敬称を付けて呼んだことになるし、なんと言っても男女に使えるのが良いところ。韓国語の『~씨(シ/さん)』も同じように使えるのですが、日本語と全く同じように使えるかというと、残念ながらそうではないのです。

김수미(キム-名字、スミ-名前)さんという方がいたとしましょう。この場合、김수미 씨(キムスミシ/キムスミさん)とフルネームに『~씨』を付けるとフォーマルな言い方になり、수미 씨(スミシ/スミさん)と、下の名前に『~씨』を付けるとやや親しい間などに用いられる敬称になります。しかし、김 씨(キムシ)と、韓国語の名字+『~씨』で言ってしまうと、大変失礼な言い方になってしまうので注意してくださいね。
 

できればやめて!あなた-『당신(タンシン)』の使い方

気をつけたい度 ★★★★☆

最近の自動翻訳機はとっても便利です。無料で、サイト指定の場所に日本語をいれるだけで瞬時に韓国語の文章に変えてくれます。しかし、そんなときに陥りやすい失敗もあります。例えば『당신(タンシン/あなた)』という言葉。

「あなたはどんな食べ物が好きですか?」と自動翻訳機に入力したとしましょう。すると、「당신은 어떤 음식을 좋아합니까 ? (タンシヌン オットン ウムシグル チョアハムニカ)」という韓国語が出てきます。しかし、この『あなた』に相当する『당신(タンシン/あなた)』という言葉は、こういった一般的な日常会話のシチュエーションでは使われません。

日本語の『あなた』という言葉を思い出してみてください。どんなときに使いますか? 奥さんが旦那さんに向かって「あなた」(誰でも使うわけではありませんね)。または、歌謡曲の歌詞で、「あなたが忘れられない」など。それから、よく知らない人などを怒るようなとき、「あなたね、いったいどういうつもり?」などでしょうか。

実は、韓国語の『당신(タンシン/あなた)』も、日本語の『あなた』とほぼ同じ感覚で使われます。夫婦間で「あなた」。日本語では奥さんから旦那さんを呼ぶときだけに使いますが、韓国では夫が妻に、妻が夫に、両方に用います。しかし、どの夫婦でも使うようなポピュラーな呼び方ではありません。そして、歌謡曲でも用いられていますね。K-POPが好きな方は、よくご存じかもしれません。ケンカで相手を呼ぶときにも使われます。その場合は、「お前」という感覚ですね。

それでは、日常会話で「あなたは~」と言いたいときは、どうすれば良いのでしょう。これも日本語の場合はどうなるかを思い出してください。できるだけ名前が分かるようにしておき、名前で呼ぶ。名前が分からないときは、何か代用できる呼び方があればそれで呼ぶ。『お客様』、『先生』、『社長』などですね。それでも呼び方が分からない場合は、あえて呼称を入れない(笑)など。韓国語の場合もそんな風に対応してみてください。
 

要注意!お嬢さん-『아가씨(アガシ)』の使い方

気をつけたい度 ★★★☆☆

少し前の旅行会話本などでたまに見かけたのが、この『아가씨(アガシ/お嬢さん)』が使われた会話文。「아가씨, 맥주 한 잔 주세요.(アガシ、メッチュ ハンジャン ジュセヨ/お嬢さん、ビール一杯ください)」などの文章で出てきます。

さて、この『아가씨(アガシ)』、誰もが若い女性すべてに使えるというと、そうではありません。使い方がちょっと難しい言葉です。

例えば、大衆食堂や居酒屋などで、中高年の韓国人男性が「아가씨, 맥주 한 잔 주세요.(アガシ、メッチュ ハンジャン ジュセヨ/お嬢さん、ビール一杯ください)」と言ったとしましょう。これは、人によって意見が分かれるかもしれませんが、許容できる、と言えると思います。

一方、20代、30代の女性が同じシチュエーションで、「아가씨, 맥주 한 잔 주세요.(アガシ、メッチュ ハンジャン ジュセヨ/お嬢さん、ビール一杯ください)」と言ったとしましょう。これは少し不自然になります。これら2つの例えは、日本を場所に移しても同じことが言えるかもしれません。

また、『아가씨(アガシ)』という言葉には、夜のイメージがつきまとう、または、やや差別的な印象を受けるという韓国の人もいました。

では、若い女性の店員さんはどう呼んだら良いのでしょうか。無難なのは、「저기요(チョギヨ/すみません)」です。この『저기요』は、日本語で謝る意味の「すみません」でなく、人を呼ぶときに用いるフレーズです。

また、ここ何年かの傾向として、「언니(オンニ/お姉さん)」と呼んでいる人も見かけます。『언니』は元々、女性が、自身の姉や親しい年上の女性を呼ぶときに使う呼称ですが、飲食店などでも聞かれるようになりました。明らかに自身より年下の店員さんに用いているシーンも見かけますね。

その他、自身より明らかに年上、且つ中年の女性の店員さんを「이모(イモ/叔母(伯母)さん)」と呼ぶケースも見られます。『이모』は元々、自身の母方の姉妹(叔母(伯母)さん)を呼ぶ言葉ですが、母親の友人や近所の親しいおばさんなどに親しみを込めて呼ぶこともできる呼称でした。それが飲食店に広がったわけですね。

韓国の飲食店に行ったら、お客さんが店員さんをどう呼んでいるか聞いてみてください。お客さん、店員さん双方の性別や見かけの年齢、その人のキャラクターでいろいろなケースが想像できます。きっと、いろいろな発見があると思いますよ。

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