買い物で使う韓国語をフレーズで覚えて会話してみよう
ソウルの有名な繁華街、明洞(명동/ミョンドン)近くの活気あふれる南大門市場(남대문시장/ナムデムンシジャン)、ファッションの台所、不夜城の東大門市場(동대문시장/トンデムンシジャン)、ブランド品が勢揃いの免税店の数々……。そう、なんといっても韓国はショッピングが楽しい! 今回は韓国のショッピングを100倍楽しくする韓国語を勉強してみましょう。分厚い旅行会話ブックを持ち歩くよりも、この記事をプリントアウトして、いざ街中へ!
<目次>
韓国語で買い物! 店員さんを呼んでみよう
韓国語で会話してお買い物しよう
韓国はエネルギッシュな国。恥ずかしがらずに大きな声で店員さんを呼んで、どんどんコミュニケーションを取ってみましょう。
■「저기요(チョギヨ)」
「あの~」、「すみません」
店員さんを呼ぶときに使います。躊躇せず、堂々と大きな声で言うのがポイントですよ。
■「언니(オンニ)」
「お姉さん」
あなたが女性なら使える言葉です。本来は自分の姉、親しい女性の先輩などに対し用いる言葉ですが、店員さんを呼ぶときにも使われるようになりました。年下に見える店員さんでも使えますよ。そう、あなたが女性の場合、逆に女性の店員さんから「オンニ(언니)」と呼ばれることもたまにあります。また、最近は男性が女性の若い店員さんに「オンニ」と声を掛けるシーンも見かけるようになりましたが、使い慣れていないと不自然な印象を与えがちなので、日本人観光客が使用するのは控えた方が良いかもしれません。
■「아줌마(アジュンマ)」
「おばさん」
あなたが女性でも男性でも使える言葉です。日本では店員さんに「おばさん」とは言いませんが、韓国ではOKです。もちろん、若く見られたい女性の心理は万国共通。韓国でも「おばさん」と言われるより「お姉さん」と言われたい女性は多いです。韓国の迫力あるお母さん風の人には使っても良いでしょう。
■「아저씨(アジョシ)」
「おじさん」
あなたが女性でも男性でも使える言葉です。こちらも上記の「アジュンマ(おばさん)」と同様、日本の「おじさん」の響きとは違い、気にせず使うことができます。しかも、日本の「おじさん」というと、中年層の男性を指す響きがありますが、韓国では小中学生が20代に見える店員さんに「アジョシ(おじさん)」と声を掛けていたりもします。
※ちょっと気をつけたい呼び方
韓国ドラマなどで、女性が自分の兄や、年上の恋人を「오빠(オッパ)」と呼ぶシーンを見たことがある方はいらっしゃいますか? これは「お兄ちゃん」「お兄さん」という意味ですが、お店などの店員さんに使うのは少し不自然です。しかし、30,40代以上の女性が「젊은 오빠(チョルムン オッパ/若いお兄ちゃん)」と呼びかけたりすることがたまにあるようです。
また、「아가씨(アガシ)」-「お嬢さん」と店員さんを呼ぶのも、人によってはあまり気持ちよく思わないこともあります。例えば、大衆食堂や居酒屋などで、中年の韓国人男性が「아가씨, 맥주 한 잔 주세요.(アガシ、メッチュ ハンジャン ジュセヨ/お嬢さん、ビール一杯ください)」と言ったとしましょう。これは、人によって意見が分かれるかもしれませんが、許容できる、と言えると思います。
一方、20代、30代の女性が同じシチュエーションで、「아가씨, 맥주 한 잔 주세요.(アガシ、メッチュ ハンジャン ジュセヨ/お嬢さん、ビール一杯ください)」と言ったとしましょう。これは少し不自然になります。これら2つの例えは、日本を場所に移しても同じことが言えるかもしれません。
また、「아가씨(アガシ)」という言葉には、夜のイメージがつきまとう? と言っていた韓国の人もいましたので、やはり冒頭でご紹介したような呼び方を用いるのが無難でしょう。
品物を見てみよう
■「이거 보여 주세요(イゴ ポヨジュセヨ)」「これ見せてください」
※「이거(イゴ)」は「これ」という意味。そのほか、「그거(クゴ)」-「それ」、「저거(チョゴ)」-「あれ」などがあります。
■「잠깐 보는 것 뿐이에요(チャムカン ポヌンゴッ プニエヨ)」
「ちょっと見ているだけです」
長いですが、是非覚えたい一言。なぜかというと、韓国の販売攻勢はこれまた激しいのです。日本人が思わずたくさん買い物をしてしまう原因の一つでしょうね。遠慮せずバシッと言ってみましょう。
■「새로운 거 있어요?(セロウンゴ イッソヨ)」
「新しいものありますか?」
免税店などで思い切った買い物をするときは、展示品でないものを買いたいですよね。そんなとき使える一言です。
■「다른 색깔 있어요?(タルン セッカル イッソヨ?)
「他の色はありますか?」
※「색깔(セッカル)」-「色」
■「다른 사이즈 있어요?(タルン サイズ イッソヨ?)」
「他のサイズはありますか?」
品質を確かめよう
ショッピングで韓国語のコミュニケーションを楽しんじゃおう!
■「이거 진짜예요?(イゴ チンチャエヨ?)」
「これは本物ですか?」
基本的には免税店などで売っているものは本物のはずですが、市場や露店などでブランド品らしきものを見つけたらそれは偽物だと思って良いでしょう。偽物を購入して日本に入国することはできないので、気をつけましょうね。
※「진짜(チンチャ)」-「本物」
■「이거 가짜예요?(イゴ カッチャエヨ?)
「これは偽物(コピー品)ですか?」
コミュニケーションを楽しみたいときに使ってください……。
※「가짜(カッチャ)」-「偽物」
■「이거 가죽이에요?(イゴ カジュギエヨ?)」
「これは皮ですか?」
その品物が割安か割高か判断するために、何でできているか知りたいですよね。
※ 「면이에요?(ミョニエヨ?)」-「綿ですか?」
※ 「금이에요?(クミエヨ?)」-「金ですか?」
※ 「은이에요?(ウニエヨ?)」-「銀ですか?」
値段をたずねて、交渉してみよう
■「이거 얼마예요?(イゴ オルマエヨ?)」「これいくらですか?」
値段を言われて聞き取れなくても大丈夫!電卓やメモを使えば一目瞭然だから安心してください。
■「비싸요(ピッサヨ~)」
「高いです~」
市場で洋服やアクセサリーを買うときは挨拶代わりに(?)言ってみても良いでしょう。
■「돈이 없어요(トニ オプソヨ)」
「お金がありません」
日本人観光客はお金をたくさん持っていると思われがち。こんな風に言ってコミュニケーションを楽しんでみて。
■「싸게 해 주세요(サゲ ヘジュセヨ)」
「安くしてください」
こちらも、市場などではとにかく言ってみてコミュニケーションを楽しんでください。
■「안 돼요(アンデヨ)」
「駄目です」
その値段は高すぎる、このサイズは合わないなど、とにかくちょっと気に入らないことがあるとき使える一言ですよ。
■「괜찮아요(ケンチャナヨ)」
「大丈夫です」
値段もまあよし、サイズも良い、色も気に入った。そんなときに使える一言です。
お買い上げの際の一言を韓国語で言うと?
■「이거 부탁합니다(イゴ プタッカムニダ)」「これお願いします」
気に入ったものが見つかった、交渉して迷った末、納得した。よし買うぞ、というときに使える一言です。
■「엔으로 할 수 있어요?(エヌロ ハルス イッソヨ?)」
「円で払うことができますか?」
免税店はもちろん、意外と円で支払うことのできるお店の多い韓国。レートだけはチェックしてくださいね。
■「카드로 할 수 있어요?(カドゥロ ハルス イッソヨ?)」
「カードで払うことができますか?」
カードの支払いができるお店も多いですよ。
お店を出るときの韓国語フレーズ
■「안녕히 계세요(アンニョンヒ ケセヨ)」「さようなら」
■「수고 하세요(スゴハセヨ)」
「お疲れ様です」
お店を出て行くときなどに使える一言です。ちなみに韓国の会社などでは、部下や後輩に使う言葉になるので気をつけましょう。
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