韓国ドラマを学習に役立てる実践法
欲張らず、まずは、ワンフレーズだけにしましょう。 |
【1】
好きな番組を見つけます。ドラマはもちろん、映画、ニュース、バラエティなど、素材は何でも構いません(インタビュー番組は、簡単な対話形式で進むことが多いので特にお勧めです)。
【2】
録画し、その中からワンフレーズだけピックアップします。最初は欲張らずに、数秒くらいの台詞にしておくと良いでしょう。
【3】
そのフレーズを、「받아쓰기(パダスギ/聞き取って書く)」してみてください。
まずは、聞き取れる、分かる単語から書いてみましょう。分からない単語は、発音から音を推測して、その音をハングルに落とし込んで辞書で調べてみます。「ㅗ」と「ㅓ」の違いや、「음악(音楽)」の発音は、[으막] になるといった連音化現象など、日本語話者を悩ませるものが一気に登場します。だからこそ、良いのです。こうして、弱点をつぶしていくのです。
この単語でもない、あの単語でもない、と探してやっと「これだ!」という単語を見つけます。時間が掛かりますが、ようやくたどり着いて、「ああ、これって、こう言ってるんだ!」と分かった単語は、記憶に残りやすいのです。「覚える→自分の言葉として定着する」可能性が高いです。
また、中級者くらいまでの方でしたら、文法、語尾の変化など、どうしても分からないものが出てくるでしょう。周囲に韓国の友達、韓国語の先生がいて、助けを借りるに越したことはないのですが、どうしても聞ける人が周囲にいない場合は、通常の学習を続けていれば、いつかその謎を解く鍵に出会います。気楽に、気長に、考えてください。
頑張って聞き取った韓国語。そうしたら、それをその映像の中の人物のように話してみてください。なりきって(笑)! そうすれば、韓国の方との会話で、とても自然な会話ができるようになりますよ。
いかがでしたか? 「韓国ドラマの学習活用法」。なんだか大変そう……? そうかもしれません。「聞いていたら自然と覚えちゃった!」 というような世界とは正反対です。だからこそ、「好きな番組」、「好きな女優、俳優」である必要があります。「この人の韓国語を聞いてみたい! 韓国語で、感じたい」という思いこそが、その原動力になります。頑張ってくださいね!
【関連リンク】
- 「独学でがんばる方へ~韓国語学習のコツ!」(All About 韓国語)
- 「独学の韓国語学習のコツ!~初級者編」(All About 韓国語)
- 「愛のムチ!~万年初級者から脱出するには」(All About 韓国語)
- 韓国ドラマを観る(All About 韓国語)
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