司法書士『美人司法書士の事件簿 相続殺人編』
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他の本と比べると長編仕立て |
- 著:山本浩司
- 出版社:日経BP社
- 出版年:2006/03
- 税込価格:1,680円
- ページ数:336ページ
- 詳細は、こちらをご参照ください。
タイトルに堂々と「美人」って入っちゃってるあたり、かなり狙ってる感はありますが(笑)、こちらはなんと、あの
早稲田セミナーの人気講師、山本浩司氏の著作です。美人司法書士・松中楓が相続殺人事件を解決する、一冊で完結する分量の法律ミステリ(?)ですが、民法や相続に関する具体的な事例を織り交ぜた構成になっており、ちょっとだけ民法の基礎の勉強にもなります。「相続殺人編」と題しているとおり、司法書士試験の試験範囲の中でもかなり限られた分野にフォーカスを入れた内容となっていますが、今後も不動産登記などに焦点を当てた続編が出たりするかな? どうかな? 乞うご期待。
社会保険労務士『見習い社労士綾花の事件日誌』
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社労士の領域は法改正も多いが |
- 著:木全美千男・土橋秀美
- 出版社:日本経済新聞出版社
- 出版年:2007/04
- 税込価格:1,260円
- ページ数:220ページ
- 詳細は、こちらをご参照ください。
こちらはつい最近出た本ですね。見習い社労士の桜井綾花が年金、セクハラなどの会社トラブルを、先輩社労士の力を借りながら次々解決していくという、今まで散々見てきたパターンの内容ですが、他の本と比べると比較的素朴で平和な内容かも(笑)。人が殺されたり、手に汗握るアクションシーンがあったり、ものすごく悪い人が出てきたりする話じゃないので(笑)。6話収録で、年金や労災、就業規則など、ちょっと難しそうなテーマの基本的な部分を分かりやすく学ぶことができます。個人的には、特に年金のあたりをもうちょっと詳しく扱った続編が出てくれるといいなあと期待しておりますが……。
以上、いかがでしたでしょうか。まあ基本的にはどうしても入門書の域を出ないわけですが、国家試験ってやっぱ難しいよな……と遠慮しちゃってたかたも、これらの本を読めば思わず引き込まれてしまうことうけあいです。今後もこうした路線の資格本が続々と出てくれることを個人的には期待しております。各界の実務家の皆様、ぜひよろしくお願いしまーす!(笑)
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