お金のかからない資格は何がある? おすすめはこれ!
お金のかからない資格で知識を付けよう
資格試験の受験料というと、だいたい5千円~1万円くらいかかるのがザラで、高いものだと10万円とかいっちゃうものもあります。かなりお金がかかるよなあ、ということで資格取得に及び腰になってしまっているかたもいらっしゃるかも知れませんね。でもでも、ちょっと探してみると、リーズナブルな受験料で受験でき、独学でも十分取得が可能なのでスクールに通う必要まではない、かつまあそこそこ使える資格、というのも意外とあったりします。
というか、そういう「お金かけずにとれる資格ってない!?」っていうのもよく質問される話題なのですが(笑)、今回はそんな「お金をかけずに資格を取りたいッ!」な貴方向けの資格をどしどしご紹介していきますよ。それではさっそくいってみましょう。
※2022年の試験に関して、詳細は公式ホームページをご確認ください。
測量士補の資格取得はリーズナブルでおすすめ!
サインとかコサインとかも使います |
【試験情報】
- 受験資格 特に制限なし
- 受験料 2,850円
- 試験日程 5月
- 受験申込 1月中旬~2月下旬 ※2022年は1月中旬~1月下旬
- 合格基準 得点65%以上
- 合格率 約25%
はあ…測量って言われてもねえ…という反応をされるかたがほとんどだと思いますが(笑)、実はこの資格をとっておくと、さりげなく意外とでかいメリットがあります。なんと、「土地家屋調査士試験」の午後試験(測量・作図)が免除になるんですね。
調査士といえば、「司法書士」「不動産鑑定士」に次ぐ不動産資格の大御所ですが、比較的簡単にとれる「測量士補」資格を持っているだけで試験が一部免除になるってのは、利用しない手はないですよ。ということで、調査士試験受験の前に、測量士補の取得を奨めている資格予備校もけっこう多いみたいです。
測量士「補」っていうくらいなので、「測量士」という資格もまた別個にあるんですが、測量士資格取得のためには必ずしも測量士補を経由しなければならないわけではなく、いきなり「測量士」試験を受けることもできます。調査士試験で試験免除の恩恵を受けるにあたっては測量士補を持っていれば十分なので、測量士試験の受験者数は測量士補試験ほど多くなく、5分の1程度となっています。
試験の内容ですが、実技試験はなく筆記試験のみ。しかもマークシート。三角関数など数学の知識が必要となるため、文系バリバリのかただとちょっと厳しいかも知れませんが、逆に理系のかたであれば、過去問をちょちょいと勉強すればすぐ受かる試験だと思いますよ。
銀行業務検定は、金融業界の知識が身に着く
いろんな科目を選べるマンモス資格 |
【試験情報】
- 受験資格 特に制限なし
- 受験料 4級…各科目4,950 円 3級…各科目5,500円 2級…各科目
8,250円~ など - 試験日程 6月・10月・3月
- 受験申込 試験日の2ヶ月~1ヶ月前頃
- 合格基準 得点60%以上
- 合格率 科目により異なる
はい、なんだかよくわからない【試験情報】になっていますが、実はこの検定試験、「税務」「財務」「法務」「証券」「外国為替」「投資信託」「金融経済」など、実に20を超える数の科目からなるマンモス資格(?)なのであります。
このように各科目で独立して試験が実施されているので、「税金の勉強してみたいから税務2級受けてみるか」というように、自分の好みの科目をセレクトして受験することができます。「税務」「財務」「法務」といったメジャー科目については、それぞれ入門編の「4級」から、上級者向けの「2級」まで、何段階かのレベル分けがなされています。
基本的には銀行や信用金庫など、金融機関の従業員のかた向けの試験なわけですが、どの科目もかなり実践的な内容となっており、勉強してみると実生活にも役立つような知識を身に付けることができる検定試験です。金融業界のかた以外にも、ぜひ挑戦してみていただきたい試験ですね。
税務会計能力検定は、税理士は難しいという人向け? 勉強になる!
まずは身近な所得税からいかが? |
【試験情報】
- 受験資格 特に制限なし
- 受験料 3級…各科目2,300円 2級…各科目2,700円 1級…各科目3,500円
- 試験日程 10月・2月
- 受験申込 試験日の2ヶ月~1ヶ月前頃
- 合格基準 得点70%以上
- 合格率 科目により異なる
税務の分野の資格って、それこそプロフェッショナルな資格「税理士」を除くと、せいぜいがファイナンシャルプランナーとかそのあたりになってしまって、けっこう資格業界の中でもニッチな分野なんですね。なのでこの検定、税務分野の(税理士に次ぐ)代表資格として認知されている側面もけっこうあったりするわけですが。
この検定試験も上述の「銀行業務検定」のように、各科目を独立して受験できる試験体系になっております。「所得税法」「法人税法」「消費税法」の科目のそれぞれが「4級」~「1級」に分かれており、3×4=12種類の試験区分から受験できるわけですが、最上級の1級でも受験料は各科目なんと2,100円!と非常にやっすうーい価格設定となっています。
法人税はともかく所得税とかって、社会人生活を送るにあたって無関心ではいられない、普通に実生活に関わってくるモノなわけですから、「これは知っておくと良いな」ということがいろいろ勉強できる資格だと思いますね。2千円くらいで勉強できるのなら安いなあと思いますよね。
ただしこの試験、受験にあたっては「受験希望地の試験会場への直接申込」というちょっと珍しい形態をとっているため、受験を思い立ってさあ申し込もうということになったときに、まず試験会場を自分で検索して電話を入れて……と若干めんどくさい手順を踏む必要があるのがちょっと難点かも知れません。あらかじめご了承くださいね。
……以上、ざっと3つ挙げてみましたが、いかがでしたでしょうか。他にも探してみると、けっこういろいろありそうですよね。私自身、いつも受験料のやりくりには苦労していますので(笑)、今後このネタをシリーズ化したりしてまた続編を書かせていただくこともあるかも知れませんね。乞うご期待~。それでは。
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