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ここの「ご当地検定」は一味違う!(2ページ目)

2006年、日本のそこかしこでブームを巻き起こした「ご当地検定」。数多くの新しい検定試験が生まれ来る中で、一風変わったテーマにクローズアップした検定試験も続々と登場してきていますよ。

鈴木 秀明

執筆者:鈴木 秀明

資格ガイド

明石・タコ検定タコからも、学べることがある。

明石・タコ検定公式サイト
マスコットのタコさんがかわゆい
明石・タコ検定は、兵庫県の明石・タコ検定委員会明石・中心市街地まちづくり推進会議の主催による検定試験です。明石市というと、東経135度の日本標準時子午線が通っていることで知られていますが、淡路島を眼前に望む湾岸に立地しており、タコや魚といった海の幸のまちという側面もあるのでした。ということで生まれたのが、この「明石・タコ検定」!

【試験情報】
  • 受験資格 特になし

  • 受験料 3,000円

  • 試験日程 3月、7月?(第2回試験は7月2日(タコの日))

  • 受験申込 試験日の1ヶ月半~1ヶ月前頃(第2回試験は6月2日まで)

  • 試験会場 明石市、神戸市

  • 合格基準 得点80%以上
「目指せ!おさかな通!」というフレーズを冠していることからも分かりますが、タコ検定といってもほんとにタコに特化しているというわけではなくて、明石でとれるおさかな全般に関する生態・産業・食文化などの知識を問う試験です。

教材としては公式テキストが出ており、試験内容の70%以上はこのテキストから出題されます。公式サイト上でも模擬実践問題を体験することができますが、「昭和38年冷害の時、放流したタコの匹数は?」「タコの好きな貝は?」など、なかなかマニアックな問題も……。

明石・タコ検定はこれまで2回の試験が実施されており、第1回試験が2006年3月5日、第2回試験が7月2日(タコの日)に行われています。受験者数は500~600名程度で推移しており、この記事執筆時点では次回の実施日程は未定ですが、この調子でいくと今後も年2~3回くらいの頻度で実施されていくことになるのかなと予想されます。

それにしても、合格者のみが手にすることができる「お墨付き認定証」「オリジナルピンバッチ」がとってもかわいいです(画像はこのページの真ん中あたり)。ほしい……。

唐津・呼子イカ検定タコがあるなら、イカだって!?

唐津・呼子イカ検定公式サイト
このページは現在準備中です
タコ検定があるならイカ検定があってもいいじゃないか、ということで(?)、来たる2007年2月、「呼子のイカ」のブランドを持つ佐賀県唐津市の唐津観光協会の主催で、唐津・呼子イカ検定が実施されます。

【試験情報】
  • 受験資格 特になし

  • 受験料 3,000円

  • 試験日程 第1回試験:2007年2月4日

  • 受験申込 試験日の2ヶ月~1ヶ月前頃(第1回試験は1月10日まで)

  • 試験会場 唐津市

  • 合格基準 得点70%以上
この「イカ検定」は本当に上述の「タコ検定」をモデルとして作られたらしく(笑)、「呼子のイカ」に関する知識を核としたご当地知識が問われることになるのであろうと予想されるのですが、残念ながら現時点では詳細がまだ公表されておらず、公式サイトも準備中となっています。今後の動向が注目されるところですね……。


いかがでしたでしょうか。一口に「ご当地検定」といっても、非常に個性的な検定試験が昨今続々と出てきており、本当に今後の展開が楽しみな状況になってきております。ご当地検定は、その性質上、基本的にその地域でしか試験を受験できないということになっているケースが多いのですが、地域情報発信のツールとして、今後はもっと広く開かれたしくみが構築されていってくれるといいなあ、と個人的には思うわけであります。


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