資格・検定/資格アーカイブ

「簿記」は仕事の基本なり 仕事に役立つ資格シリーズ(1)

今回から仕事に役立つ資格をシリーズにしてお送りいたします。 初回は「簿記」。事務系・技術系双方で人気があるこの資格の魅力を掘り下げてみましょう。

執筆者:山下 智之

【簿記が役立つ仕事とは?】

 簿記の人気は高く、事務系サラリーマンは言うに及ばず、技術系のいわゆるエンジニアの中にも持っている人が居ます。情報処理技術者の中にはさらに多いのです。
 どうして、こんなに人気があるかと言うと、サラリーマンの仕事にとって、共通項となる、「財務諸表」の分析や、利益管理、コスト管理を理解するのに大変役に立つからです。
 私が会社に入った頃、上司が経営会議でプレゼンをするのを聞いていると、売上・利益に関する数値まわりの話がかならず出ました。「それはSGAになるな」とか、「MFCにするならもっと下げないと」とかいった会話が飛び交っていたものです。ここでいうSGAというのは一般販売管理にかかる費用のことで、売上に対して一律で何パーセントかを徴収されます。MFCというのは製造原価のことです。
 簿記を正しく理解していれば、これらの数値がどのように自分のビジネスにインパクトを与えるのかがよくわかるのです。
 しかも、簿記は、営業マンが利益を算出するだけでなく、製造業の現場におけるコスト管理にも使えます。情報処理技術者にとっては、経理システムの仕訳の知識は必須とも言えます。
 幅広いビジネス層にとって必要となる知識・ノウハウが得られるのが簿記の特徴なのです。

【簿記の種類】

 簿記検定には「全商」と「日商」の二つがありますが、一般的なのは「日商」の方です。
 日商簿記には4つの級があります。

内容
1級 経営分析・経営管理が出来るレベル。大学での商業簿記などを理解していなければならない。かなり勉強しないと取れない。
2級 高校程度の商業簿記および工業簿記を修得しているレベル。2級は持っている人が結構居るが、取得にはそれなりの勉強が必要。
3級 商店、中小企業の経理事務に役立つレベル。経理部門以外のビジネスマンにとっては、このレベルでも良いと思われる。
4級 簿記入門編。小規模小売店の経理に役立つレベル。

 実際には、2級レベルを持っている人が多いので、これから取得する場合は、このレベルを目指すと良いと思います。

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