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仕事に役立つ資格シリーズ(1) 「FP」が役立つ仕事とは?(2ページ目)

実際に実務としての「仕事に役立つ資格」とは何なのでしょうか?今回はファイナンシャルプランナー(FP)資格が役に立つ事例をご紹介します。

執筆者:山下 智之


【どんな仕事に役立つ資格なの?】

 一般的なのはAFPで、これは金融系の仕事をしている人なら結構持っている人が居ます。では、実際にはどういう局面で役にたつ資格なのでしょうか?

 私の友人の一人にAFP資格を持つ人が居ます。仮にA氏と呼ぶことにしましょう。
 A氏はサラリーマンではなく、主に損害保険を扱う保険の代理店ビジネスを営む個人事業主です。損保の代理店を営んでいるからといって、FPの資格が必須というわけではありません。にも関わらず彼がAFP資格を2年前に取得したのにはわけがあります。
 彼の仕事は、色んなお客さんの所に行って、最適な保険を考え、それを勧めて契約をもらうことにあります。最近は、損保業界も生保との垣根が低くなってきた関係で、生命保険も扱えるようになったそうです。そこで、損保で契約をもらっているお客様に生命保険を勧めに行った所、こういわれたそうです。
 「生命保険は、もう、FPの資格を持っている人と契約しちゃったからいいよ。」
 彼は自分の仕事に自信を持っていました。顧客のニーズに最適な保険を提案する能力は決して人に劣る事はありません。なのに資格が無いだけで契約をもらえないなんて。
 そこで、彼は一躍奮起して勉強し、AFPの資格を取得しました。これで、もうFPの資格が無いから保険に入れないとは言わせないという訳です。
 これ以降、特にFPの資格が無くて顧客から差別的な扱いを受けた事は無いそうですが、仕事柄、資産運用全般についてのアドバイスを求められることが多いのも事実です。そういった場合、FPの知識はたいそう役に立っているといいます。
 同じ理由から、銀行でもFPの資格取得が奨励されているというのもうなずけます。周知のとおり、10月より、銀行でも生命保険の窓口販売が解禁されました。窓口に来るお客様が、自分の資産運用についてのアドバイスを求める可能性もあるわけです。
 それに、FPは、資産運用のアドバイスを行うことを業務に出来る資格。これからの時代、持っていて損は無いと思われます。

 ガイドサイトの経営・金融・税務に関する資格カテゴリをご参照ください。

 ファイナンシャルプランナーの公式サイトはこちらへ。


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