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市役所正面にもトノンウォーター。トノンのエンブレムは一番鳥(Chante Coq) |
そうか、やっぱりいきなりじゃだめなのか。とにかく今夜の宿を何とかしなくちゃ。市役所の南の元修道院だったところにインフォメーションがあるからそこで尋ねてみろだってさ。おっと、市役所前にも泉が湧いてるぞ。うん、ここの水の味もミネラルたっぷりで特級品だ。
さて、インフォメーションに着いたぞ。
「すみません、宿を紹介してください、できればエステ付きの。」
遊ぶも良し、食べるも良し
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エヴィアンはわずか9キロしか離れてないけれど、トノンに来ればミネラルウォーターはトノンをオーダーしよう。 |
世の中そんなに甘くなかった。そもそもこのトノン・レ・バン、温泉とはいっても純然たる療養湯治場で、エステパックは2泊食事つきで一人180ユーロ程度からあるけれどインフォメーションで必ず予約が必要なんだって。町には2つ星のホテルしかなくって、ゴージャスなリゾートとはまったく違うものみたいだ。ま、その分リーズナブルで素朴な温泉体験が出来るけどね。ゴージャス宿泊パックもあるけれど、それはエヴィアンなどの4つ星ホテルを使うみたいだ。今夜は眠れさえすればよしとするか。
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レマン湖周辺はおいしいチーズとソーセージがいっぱい。仏伊独3つの文化の融合点なので、料理のバリエーションが豊富です。 |
とりあえず腹が減ったよ、どこでもいいからレストランで腹ごしらえするか。せっかくレマン湖に来たんだから湖の魚を食べなくっちゃな。それとソーセージのワイン煮だ。もちろんフォンデュも外せないね。
「うーん、何をオーダーしようかな?その前にまず水でも飲んで落ち着いてから考えよう、すみません、エヴィアンいただけます?」
「・・・」
「あの、エヴィ、ん?あ、トノンあります?」
「もちろん、ございますともムッシュ。おいしい水はなんと言ってもトノン、ですよね。」そうだよな、そりゃトノンでエヴィアンを飲んじゃいけないよ。エヴィアンがほしければエヴィアンまで足を延ばせばいいさ、ははははは。