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レマン湖いで湯の旅(1)トノン・レ・バン(3ページ目)

アルプスを望むレマン湖のほとりは、温泉、鉱泉の湧き出るリゾート地。対岸はスイス。ジュネーヴの目と鼻の先にある絶好のロケーション。さっそくケーブルカーに乗って湖水に足を浸しましょうか。

執筆者:赤木 滋生


レマン湖エコ漁業博物館は昔ながらのきれいな湖水を守り、豊富な漁業資源を守る為に作られた。独特の漁法やおいしい湖の魚について話を聞くことが出来る。(フランス語)
ペシェの港の方はちょっと趣が違うね。いつも漁師さんが漁具の手入れに余念なく、忙しそうに手を動かしていて生活感がいっぱいだよ。すごい量の真っ白な網があたり一面に日干しされてる。
「すみません、いったい何が獲れるんですか?」
「えーとフェールだろ、○○に××、あとペルシェかな。」フェールって何だ?ペルシェってスズキみたいな魚かな。
「おいしいですか?」
「そりゃもう、ああしてこうして(以下略)、すごくうまいさ。」なんだかよく分かんないや、まあいいか。

大きな仕掛けや網の向こうに見える小さな漁師小屋がレマン湖エコ漁業博物館。レマン湖の漁師生活や自然を守る努力などを身をもって体験できるし、日本の漁法とは似てるような違うような興味深い話を聞けるんだ。

お湯だお湯だ、って入れないのか、あーあ


トノンの国立温泉療養センター。エクス・レ・バンの療養センターと同じくいきなり行っても利用出来ない。正面の泉からはおいしいミネラルウォーターが流れている。もちろん飲むことも持ち帰ることも自由。
おっと、思わぬ寄り道ですっかり時間を食っちゃった。こうしちゃいられない、とりあえず温泉だ。国立温泉療養センターは町の西側、うっそうと木々の生い茂った広い公園の中にあって、北側はレマン湖が広がる超快適なロケーション。はあはあ、駆け足で来たのでのどが渇いちゃったよ。お、センターの正面に水がほとばしる泉があるぞ、いただきっと。う、うまい!落ち着いたところで着替え良し、タオル良しっ。
「すみません、今晩お部屋空いてます?え、いきなり来てもだめなの、わっちゃー!」
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