(ドンブ観光局提供)広い広い池や沼が点在し、道路と家以外はすべて水面と言っても良いくらい。だから農業はできないけれど、池や沼を利用した養殖で生計を立てられる。底をさらう為に水門をつけ、村中総出で行なう網打ちは圧巻。

フランスの地図をながめていると、水色の斑点だらけ、沼や湖に埋め尽くされた一帯があります。リヨンの北北東。ペルージュからブール・ガン・ブレスに向かう周辺がそれ。そう言えばペルージュで食べたザリガニ、なんで名物かと言えばこのやたらある沼が養殖に適していたんですね。景色も良さそうだし自然も一杯、よし、一度行ってみよう!


INDEX
  池、沼沼、池池池…
  ドンブ名物ウシガエル
  湖面に揺らぐ古城
  ロマネスク教会
  フランス湖沼地方情報


池、沼沼、池池池…


草の下はずぶずぶめり込む湿地帯。沼の中は様々な魚や生き物がいっぱい。それを目当てに集まる色とりどりの鳥たちが又かわいくも美しい。
リヨンから国道83号線を北に向かって進めばすぐに周りが開け人家が少なくなってきます。と、まもなく目に入ってくるのは右を見ても左を見ても沼沼沼、池池池…!次から次へ、水辺と林が交互に現れる湖沼地方に入ります。このあたり一帯は低湿地が続き、ドンブ地方と呼ばれる40キロ四方にわたって沼や池ばかりの地方なんです。

これらの湖沼をぬうようにして走る道も一歩踏み出ると足元は緑の草に覆われてはいるものの、ぶよぶよと沈み水がしみ出して来る湿地帯。沼の中には大きな鯉がゆったりと泳いでいます。石や草の陰をよく見ると、いたいた、赤黒いザリガニが身を隠して獲物をねらっています。

鯉(carpe)といえば、たしかに郷土料理として鯉のフィレも必ずレストランのメニューに載っていましたっけ。海が遠いこのあたりでは、輸送手段の貧弱な昔、これらが魚介類として欠かすことの出来ない貴重な食材だったんですね。今はどんどん地中海や大西洋の新鮮な魚が運ばれてきますが、すっかり料理法が確立し、エスカルゴなどと同じく、独特なフランス料理として一ジャンルを築いています。おや?向こうから妙な鳴き声が聞こえてきました。