フランス/フランスの観光・世界遺産

広々とした池や沼。水鳥が遊びウシガエルが鳴く水辺 フランス湖沼地方を行く(2ページ目)

360°地平線。広いなあ。鏡のような湖面にはゆったりと水鳥が泳ぎ、さざ波が八の字型に広がってゆくのどかな景色。レストランのカンバンには大きなカエルの絵が。はて?ついさっき見たレストランにも・・・

執筆者:赤木 滋生

ドンブ名物ウシガエル


ドンブのレストランには必ずカエルのイラストが。このカエルは食用ガエル。腿肉のソテーは意外にもチキンよりもあっさりとしてしかもテイスティ。
モウモウと聞こえてくるあの特徴ある鳴き声はウシガエル(grenouille)です。これもまたドンブ地方を代表する食材です。所々にあるレストランの壁や看板を見れば必ず描かれているのが青緑の大きなカエル。勢い良くジャンプする為の偉大な太腿は、そのグロテスクな姿からは想像できないほどとっても美味なんです。

ウシガエルの腿肉ソテーと聞くと思い出す有名なシェフがいます。一世を風靡した有名な三ツ星レストランだった、「ラ・コート・ドール」(La Cote d'Or)の看板料理がウシガエル。シェフはあのベルナール・ロワゾーです。フランス料理に興味のある方は一度は耳にした事のあると思います。残念ながら彼は2003年に自ら命を絶ってしまいましたが、それまでの概念を打ち破る、いわゆる軽い、でもおいしいヌーベル・キュイジーヌの一方の担い手としてウシガエルの腿肉とともに我々の記憶に残っています。いえ、実は食べた事はないんですが。

湖沼をぬうようにして広がる野原は簡単な網だけで囲った養鶏場。ここで有名なブレス鶏が育っている。なにしろ走り回り大きくなるから味の濃さが違う。ここの鶏は超有名ブランドでりっぱなエンブレムを付けられ市場に並ぶ。ただし、写真は七面鳥。
湖沼と林からわずかに残された原っぱには多数の鶏が走り回っています。中には七面鳥の群れに占領された原っぱも。これらは有名なブレス鶏の養鶏場です。湖沼の面積が余りにも大きいために目立ちはしませんが良く見るとかなりな広さの中をのびのびと元気に走り回っています。鶏や七面鳥は飛べませんから囲いと言っても簡単なもの。所々打ち込まれた丸太棒の杭に低いネットを張っただけ。静かで安全な環境の中、地面の上で育った地鶏や七面鳥は味の濃さが違います。必要以上の油はすっかり落ちてしまったヘルシーさもあって、ブレス鶏のブランド名はフランスでもNo.1です。
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