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レマン湖いで湯の旅(1)トノン・レ・バン(2ページ目)

アルプスを望むレマン湖のほとりは、温泉、鉱泉の湧き出るリゾート地。対岸はスイス。ジュネーヴの目と鼻の先にある絶好のロケーション。さっそくケーブルカーに乗って湖水に足を浸しましょうか。

執筆者:赤木 滋生

ベル・エポック。120年変わらず行ったり来たり


一瞬ストかと思う、無人でしっかりドアの閉じられたケーブルカー。ドア横のインターホンで開けてもらう。
普通、ケーブルカーは横から見ると平行四辺形になっていて床が階段状のものが多いけど、ここの車両は床が平ら。車台だけが斜めに取り付けてあるので見晴らしが最高だよ。ああ、やっぱり登りは客なしか。

空き地の少ないトノンの町は急斜面にも民家が並んでいて、軒先をこすりそうなくらいすれすれで湖畔に下りてゆくよ。波止場は右手の、いかにもリゾートっぽいリヴの港のヨットハーバーと、左手の、こちらはペシェの港と名前も違っていて昔ながらの漁法で湖の魚を獲る漁船がきちんと分かれていかりを下ろしてる。漁船セクションには見渡す限り白い網が日干しされ、まるでカーテンを引いたみたいだ。

湖畔駅はアールヌーヴォーな香り漂う100年以上そのままのたたずまい。駅員はおばさん一人だけ。
あっという間に着いた湖畔駅は、これはまあアールヌーヴォーな香り漂う大正ロマンっぽいたたずまい。駅員さんはおばさん一人っきりだ、なんと合理的な。
「今ケーブルカーに乗ってきたんですけど、往復でおねがいします。」
「3人?一人1.8ユーロだから全部で5.4ユーロね、はいレシート。帰りはいつ頃?また声をかけてね。切符?おぼえてるから大丈夫よ。」のどかなもんだね。


向こうに見えるのがエシェネ城。波止場は漁船と網や仕掛けでいっぱい。レ・マン湖は昔から漁業が盛んで新鮮な淡水魚が食べられる。
この海岸は4月から9月末まで自然公園として歩行者天国なんだってさ。広さなんと3ヘクタール。車はシャットアウトしてケーブルカーやプティトラン(ミニ列車)、バスしか入れないから安心して遊べるんだ。しかも6月以降、水温が20℃を越えれば公式プールや、25メートル、12.5メートルなどたくさんの湖水プールや飛び込み台、スライダーなどもオープンして、広さ3000平方メートルの大カッパ天国のできあがりって訳なんだ、いいだろう。
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