月曜と金曜が危ない!?
月曜と金曜が危ない!? |
かつて「火曜日の放火魔」という連続放火事件がありましたが(月曜定休の男が飲みに出かけ、帰りがけの翌朝火曜日に放火したのでそう呼ばれた。詳しくは防犯ガイド記事赤馬を走らすな!をご覧ください)、犯行に及ぶのに「その日がやりやすい」「その日だからやった」というような犯人側の事情があるはずです。たとえば、月曜日と金曜日にはこの地域に必ず行く用事があるとか、必ず通るなどの事情があることが考えられます。
もちろん、まったく曜日には関係なく、たまたまということも、土日に働いていない人、月曜と金曜が休みの人であるという可能性、あるいはその翌日の火曜と土曜が休みの人の可能性、場合によったら無職の可能性も否定できず、あらゆる可能性が想定はされますが、土曜日曜の週末ではなく、いわゆる週日=ウィークデイに発生している点から、仕事帰りの犯行の可能性が高いのではないでしょうか。いずれにしても、犯行時に現場にいることができた人が犯人です。少なくとも、この地域周辺で自転車を利用する女性は、特に月曜と金曜には警戒を強めたほうがいいでしょう。
帰宅途中を狙われる |
以前の記事覚えておきたい“通り魔”対策では、特に後方からの危険に注意するように書いておりましたが、今回のケースでは乗用車が使われていることから、ヘッドライトでターゲットを見極めるというやり方で、前方からの襲撃となっています。ヘッドライトでよく見て、狙いを定めるのでしょう。自転車の前からだと刃物で狙うハンドルを握った両腕もよく見えるはずです。前方後方いずれからにしても、車や人とすれ違うときには十分な距離を保つようにしましょう。
今回のこの事件はすでに報道されているため、犯人が警戒して次の犯行を断念しているかもしれず、第5の犯行が起きるかどうかは分かりません。ただ、パトロールなどの警戒態勢が強まっているものの、地域は広く、街灯の少ない道幅の狭い道路はいくらでもあることから、警戒の目をくぐって更なる犯行が起きる危険性も考えておく必要があります。
このような犯行から身を守るための防犯ポイントを次ページで紹介します。