子を守る親の役目
この4月、新たに入園・入学、また進級したお子さんをお持ちの親御さんたちにとっては、嬉しさとともに子どもの安全への不安もあることでしょう。このところ、子どもが巻き込まれた大きな事件・事故は発生していませんが、いつ、どこで、発生するかしれないというおそれは常に抱いているはずです。子どもは体も小さく、力もおとなには及びません。またおとなほど知恵も付いていない上、好奇心は強く、おとなには想像できないような行動もすることがあり得ます。しかし、行く手に落とし穴があることを親が教えてあげれば、子どもは穴に落ちないで済みます。おとなが先に落とし穴があることを察知して、子どもに伝えてあげることで、子どもを安全に導くことができます。つまり、子どもの安全を守ることは親の役目なのです。
親がまず安全の知識を
落とし穴の存在を親が知らずにいては子どもに伝えることは出来ません。子どもを育てる上で、安全教育は不可欠ですが、子どもに教えるための知識を親が持たずに教えることは出来ないのです。まずは親がしっかりと情報を得ることから始めましょう。事件や事故の報道からも多くを知ることができますが、発生後の情報はともかく、「なぜ起きたか」「どうすれば避けることができたか」といった情報はなかなか得ることができません。また、報道されるような大きな事件・事故だけでなく、決して報道されることのないようなごく身近に起こる事件・事故こそが、日常的に発生しており、わが子に起こりうる危険だともいえます。
『子どもを守る! ママとパパのファミリー安全ブック』
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