芸能人だから狙ったのか、たまたま芸能人宅だったのか?
芸能人の住まいは豪華? |
ターゲットにされて被害に遭うとしたらストーカーがらみの泥棒ということかもしれません。葬儀などの日に空き巣被害に遭う場合は、葬儀日程などが広く告知されるからでしょう。年末にハワイに行っている芸能人などもその時期に日本にいないことはバレバレです。しかし、「この芸能人を狙おう」ということで狙ったというよりは、大きな家だから、高級マンションだから、お金がありそうだからなど、そして一番の理由は、「侵入しやすかったから」ということで「空き巣狙い」の被害に遭っただけであって、たまたま被害者が芸能人だった……ということのほうが多いのかもしれないのです。
芸能人でマネージャーがいつもついている場合、最後の片付けや忘れ物がないかなどの安全確認はマネージャー任せということが多く、日ごろから「守られている」状態なので、いざ自分の家であっても鍵かけが甘かったり、「オートロックの超高級マンションだから大丈夫だろう」という思い込みから、油断しているということが言えるのではないでしょうか。あとは、心配性であるとか、慎重派であるとか、個人差も、もちろんあるでしょう。
結局、侵入防止対策を施してある家とそうでない家とでは、無防備な家が狙われるのは当たり前です。芸能人であろうと、一般人であろうと、自宅が侵入されやすい状態ならいつでも空き巣狙いに狙われるでしょうし、侵入防止対策が万全な住まいなら、自宅に現金や貴金属等を山のように置いていたとしても被害に遭うことは少ないでしょう。芸能人は前頁で述べたように個人情報が一般人よりも出回っていること、またお金があると思われていること、被害に遭った人によっては実際に多額の現金や貴金属類などを家に置いていることなどから、被害に遭った場合の損害は大きいようです。
被害に遭った後で、ホームセキュリティなど侵入防止対策をするような人は多いのですが、被害に遭う前に、遭わないように対策をできる人が安全でいられる確率が高いことはいうまでもありません。特に芸能人などの有名人であれば、防犯対策費用は絶対必要経費です。ブランド品などにかけるお金のごく一部でも対策費用に回しておけば、被害に遭わずに済むはずなのです。
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