歌舞伎町案内人・李小牧氏

新宿・歌舞伎町で案内人(優良店の案内・ガイド)として活躍中の 李 小牧(り しゃむ)氏は、1988年に中国から来日。 '02年に出版した最初の自伝的著書「歌舞伎町案内人」 角川書店がベストセラーとなった。現在は作家、ジャーナリストとしても「ニューズウィーク 日本版」でのコラム連載ほか、外国人犯罪や国際関係等に関する取材、記事執筆などでマスコミや自身のホームページを通じて、日本社会への情報発信を精力的に行っている。平成16年12月16日には最新著書第3作「歌舞伎町案内人365日」が発売される。


チャイナ服に身を包んだ李小牧氏
チャイナ服に身を包んだ李小牧氏
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    ――ちょうど一年前くらいになりますが、「歌舞伎町案内人が見た防犯カメラ」等の記事では、お世話になりました。当時、お約束していたとおり、またお話を伺わせていただくことになりましたので、どうぞよろしくお願いいたします。

    こちらこそよろしくお願いします。

    ――お陰様で、昨年(平成15年11月)の記事はいまだにけっこうアクセス数があるんですよ。

    私のホームページにも、オールアバウト「防犯」サイトの記事からのアクセスがたまにあります。以前、空き巣被害に遭ったという読者の方からメールが来たときに、こちらのサイトを紹介したこともありますよ。

    ――え、そうなんですか? ありがとうございます! さて、今回は「外国人犯罪」について、李さんの見解をお聞きいたします。「防犯」サイトのユーザーの皆さん、そして多くの日本人の方にご理解いただいて、警戒心、防犯意識を持っていただきたいというのが狙いです。


    私の知っていることなら何でもお答えしますので、どんどん聞いてください。

    組織犯罪

    ――「外国人による犯罪」は、最近は以前ほどあまり聞かなくなってきた印象がありますが、つい先月も、宮城県・仙台市のデパートなどで、他人名義の偽造カードを使って買い物をし、商品をだまし取ったという事件がありました。マレーシア人の首謀者が指示を出し、「手配役」の別のマレーシア人らが「買い子(偽造カードで買い物をして商品をだまし取る役割)」の日本人に実行させていたというものです。

    首謀者の自宅からは個人情報を記録した「スキマー」が押収されました。同県内では、今年、中国人を首謀とする別のカード詐欺グループも摘発されていますが、メンバー全員が首都圏に住んでいたこと、また組織の構造に共通点があるということです。やはり先月、警視庁と静岡、石川両県警の合同捜査本部が、盗品等有償譲り受けの疑いで東京の電気製品販売会社専務の容疑者(35歳)を逮捕しました。

    カード偽造グループがだまし取った商品を、販売のため買い取ったからです。この事件で偽造カードで商品をだまし取ったのは、「買い子」の役割の中国人でした。偽造グループのリーダーは元暴力団員の日本人でしたが。こういった事件を見ると、日本人と外国人の共同犯行というのがパターンのようですね。


    そうです。犯行は組織的に行われています。ヤクザもそうですが、外国人もそう。日本人と外国人がそれぞれの役割で共謀しているんです。


    ――ピッキングなど、ときに強盗も含む侵入窃盗犯罪でも、日本人が案内や運転手役、中国人が侵入して盗むという形態があると言われています。外国人と日本人の間で、そういう役割が決まっているんでしょうか?


    外国人が見張りをする場合もあります。また、暴力団と外国人、あるいは日本人の不良、金のないヤツらが、悪い外国人と組んでいることもある。ミックスされた犯罪集団です。外国人の犯罪は、「組織犯罪」なんですよ。


    ――偽造カードは、「スキミング」などの元の犯行がまずありますよね。昨年の記事「歌舞伎町案内人的ぼったくり対策」でも、歌舞伎町ではよく発生しているというお話でしたが、具体的な手口はわかりますか?


    たとえば、悪質な「エステ」などで、客がシャワーを浴びている間に、女性が客の財布からクレジットカードなどを抜き取って、ハンディスキマーなどでスキミングしてしまいます。それでカードを元に戻してしまえば、客は被害に遭ったことは気がつかないでしょう。わずかな隙にやられてしまうんです。


    ――やはり、カード類を身から離すのは危険ですね。ということは、外国人女性も犯行に加わっているということですよね?



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