15年前に中国から来日した 李 小牧(り しゃむ)氏は、新宿・歌舞伎町で現役の案内人(優良店の案内・ガイド)として、また、最初の自伝的著書『歌舞伎町案内人』角川書店 がベストセラーとなり、この秋に発売された2冊目の著書『新宿歌舞伎町アンダーワールドガイド』日本文芸社 も増刷されており、作家としても活躍している。
中国人犯罪に詳しく、雑誌やテレビなどの各マスコミへの登場も非常に多い。来年4月公開予定の初の自伝的映画『歌舞伎町案内人』もすでにクランクインしている。歌舞伎町に根差し多方面で才能を発揮する、今もっとも著名な歌舞伎町の住人、李 小牧氏への直撃インタビューを実現。


防犯カメラ設置後の街

――今回、私は「防犯」という視点から、街の「防犯監視カメラ」の効果などについてお話を伺わせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。

どうぞ、何でも聞いて下さい。


――毎日30万人からの人が集まると言われているアジア最大の、いや世界でも有数の歓楽街歌舞伎町では、例の一昨年9月の死者44人を出したビル火災以後、昨年2002年2月に50台の防犯カメラが設置されました。そして、歌舞伎町内で起きた路上犯罪件数は減少(2001年3月~2002年2月 656件。2002年3月~2003年2月 571件)しました。今年はやや増えて(1月~6月に292件 一昨年より42件増)いるようですが。


あのビル火災の前から、防犯カメラを取り付けるという話はあったんです。で、9月に火事があって、その年末につけるといって、結局翌年2月につけたんですね。日本のマスコミでもずいぶん取り上げていましたが、中国人向けのマスコミ、新聞とかテレビなどでも全部報道されました。それで、歌舞伎町にやってくる“密入国者”つまり不良グループの、まぁ見た目も悪くて見るとすぐわかるのですが、そういう連中が、ほとんどいなくなってしまいました。

そういう不良グループの人間は外で悪いことをするじゃないですか、もしかすると何か事件に関わっているかもしれないし。とくに密入国者はね、顔を知られたくないわけです。カメラが付いたので、もしかすると警察がずっと見ているかもしれない、顔を知られるかもしれない、すぐに捕まってしまうかもしれない、恐いぞ、といった噂が出たんですよ。昔は深夜、12時過ぎ1時過ぎとかにはこの辺に悪い人たちが歩いていましたが、最近は全然見かけません。



――それが、防犯カメラの効果ということですね。悪いことをする人たちがカメラの付いている場所を避ける、という。


外国人犯罪ということでは、通報されることが少なくなって事件が減った、つまり、表に出る事件が少なくなったじゃないですか。それは裏でも少なくなったということです。そう考えると、私は、防犯カメラを取り付けた意味、効果がすごくあったと思います。


――外国人犯罪というのは、中国人に限らないですよね?



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