安全と安心のために選ぶことの多いオートロックシステムのマンション。安全管理のための条件でもありますが、結局は居住者の利用時の意識、建物そのものなどに問題点が。

《Contents》
  • 一緒に入って来る人がいる/家の鍵をかけ忘れる人がいる/こんな目に遭った家族がいる…p.1
  • 建物を周囲から見回してみよう/システムの信頼性は?/関連ガイド記事…p.2


    一緒に入って来る人がいる

    オートロックを過信しない
    オートロックを過信しない
    オートロックを開錠してマンション内に入るときに、ついでに一緒に入ろうとする人がいます。すでに開錠してしまっているときは、入れないわけにもいかないものです。しかし、マンションの居住者かどうか分からない場合、不安に感じることもあるでしょう。

    なぜ、一緒に入ろうとするのか? それはたまたま先に開けてくれる人がいるので、番号を押したり、鍵を差し込んだりする手間がはぶけるからということがほとんどでしょうが、「鍵を持っていない」「暗証番号を知らない」にも関わらず、建物内に入りたいからでしょう。ではいったい彼らは何者なのか? 居住者を訪ねてきた人かもしれませんが、もし、不審者だったら? 

    家の鍵をかけ忘れる人がいる

    建物の入り口=玄関の鍵がいつもかかっているからと、自宅の鍵をかけ忘れたり、ゴミを出しに行くときや郵便を取りに行くときに鍵をかけない人がいます。わずか数分といえども、自宅を開け放しておくことは誰でも入ってきていいですよ、ということになります。

    その上、玄関の靴箱の上や目に付くところに自宅の鍵を置いてあるようだと、知らない間に盗まれたり、複製を作られたりして、空き巣狙いに侵入されて窃盗被害を受ける危険性があります。

    こんな目に遭った家族がいる

    あるオートロックマンションの上のほうの階に住んでいる家族がいました。この家では、家族全員が帰ってくるまでは家の鍵は開けたままにしておく習慣でした。ところが、ある日、家人が帰宅してみると、誰もいなかったはずなのに、お風呂に湯が張られており、湯気が立っていたといいます。

    泥棒でも入ったのか? と調べて回りましたが、何も盗られたものはありません。風呂が故障していたのか? となんだかわけがわからないままでした。警察に来てはもらったものの、盗難被害はなかったため、なすすべがありませんでした。気になってその後は家の鍵はかけるようになったのですが、別の日には、家族の誰もセットしていない時間に、寝室の目覚まし時計が鳴り響きました。

    これにはさすがにゾッとして、家族で考えて玄関の錠前を交換することにしました。すると、不審なことは起きなくなったのです。後でわかったことでしたが、家族が不在の間、家の鍵のスペアキーを持った男が家に入り込んで、風呂に入ったり昼寝をしていたというのです。

    男は玄関の靴箱の上に置いてあったその家の鍵を、知らない間に盗み出してスペアキーを作って、元の場所に戻しておいたため、家族はスペアキーがあることがわからなかったのでした。

    また、以前、一人暮らしの女性が住んでいる確率の高い豪華なオートロック式マンションを狙って侵入して100件以上の「連続婦女暴行(強姦)事件」を起こした男もいました。(侵入強姦被害を防ぐ知識と智恵)参照。

    次ページでは、オートロックシステムの信頼性についてなどをお知らせします。

  • 建物を周囲から見回してみよう/システムの信頼性は?/関連ガイド記事……p.2