ピッキング・泥棒の対策/ピッキング・空き巣を防ぐ

鍵紛失!?シリンダー交換で新しい鍵と安全を

「鍵をなくした!」「泥棒に入られた!」など、様々な事情で鍵を新しくしたいときに、具体的にどうすべきか、分かりやすく解説します。

佐伯 幸子

執筆者:佐伯 幸子

防犯ガイド

「鍵を紛失。錠前交換って大変?」

これがシリンダー
これがシリンダー
いつも持ち歩いていた鍵をうっかり紛失してしまった……ということは起こりがちです。そんなときに、「スペアキーを作ればいい」では危険です。誰かがその鍵を手に入れて、不在時や在宅中でも侵入被害を受けるおそれがあるからです。鍵をなくしてしまったら、また、侵入被害を受けたりした場合も必ず錠の「シリンダー」を交換しましょう。

これまで、「錠前を交換する」という言い方をしてきましたが、「錠前」とは、ドアノブまでを含む錠全体のことをいいます。錠をすべて交換しなくてはならないということではなく、「シリンダー部分」を交換して、新しい鍵を手にすればいいということなのです。ドアノブやその他の部分はそのままで、シリンダー交換だけで新しい錠に生まれ変わります。

錠前の各部名称について

錠前の各部名称(画像提供:美和ロック

「錠前」とは、図のように錠全体をさします。「シリンダー」とは、鍵を差し込んで錠前を操作する「鍵穴」の部分です。そのシリンダー用以外の鍵では回転しないようになっています。 つまり、ひとつのシリンダーにはそのシリンダーにだけ使える鍵があり、鍵を交換するということはシリンダーを替えるということなのです。

「ピッキング」はシリンダーを、「サムターン回し」はサムターンを攻撃する侵入手口のため、防犯性の高いCP錠のシリンダーと防犯サムターンに交換するか、別にもうひとつCP補助錠をつけるだけで総合的な防犯性能を発揮します。

「CP認定錠」とは、「官民合同会議(正式名称は「防犯性能の高い建物部品の開発・普及に関する官民合同会議)建物への侵入犯罪の防止を図るために、 警察庁や国土交通省などの省庁と民間企業団体が平成14年11月に設置した組織」によって認められた防犯性の高い製品のことです。

鍵を紛失したとき、侵入被害を受けて交換したいとき、もうひとつの錠前=補助錠を取り付けようと思ったときなど、鍵に関することでサービス店に依頼する際には、次ページのようなコツを覚えておくといいでしょう。

→依頼する際のポイント/関連ガイド記事
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