《Contents》
・振り込め詐欺に変化?/過払いの税金を返金します……p.1
・銀行以外のATMで操作を/携帯電話を使う!/巧みに誘導されてしまう……p.2
・パスワードは○万円?/これだけ被害が発生している!/預金を奪われるな!/あなたの一票/関連ガイド記事……p.3
振り込め詐欺に変化?
振り込め詐欺はATMで |
いまだにこうしたありがたくない、うれしくない、困る、というマイナスの出来事を理由にした「振り込め詐欺」に振り込んでしまう被害も発生していますが、マイナスの理由だけの振り込め詐欺だけではなくなってきました。今度は逆に、うれしい、助かる、ありがたい、といったプラスの出来事で話を持ちかけて、だまして金を奪い取ろう、という手口です。
過払いの税金を返金します
これまでにも、「当選商法」といった悪質商法がありましたが、国税庁や税務署を名乗る人物から、「過払いの税金を返金します」という内容の電話や手紙が届くようになったのです。電話が直接かかってきたら、疑うことは少ないかもしれません。しかし、内容が問題です。「返金するからATMで操作をしてください」と言われるわけです。手紙の差出人は、「国税庁 収税課」という実際には存在しない名称で、官公庁からの手紙なら必ずある住所も記載されていません。しかし、「『国税局』から税金を返金するというのなら、もらわないわけにはいかない」という当然の心理を突かれます。その上、電話をするように、とあれば、つい疑いもなく電話をかけてしまうかもしれません。
そこに書いてある電話番号に…。そして、やはり電話がかかってきた場合と同様に、「返金するからATM(現金自動受払機)で操作をしてください」と言われてしまいます。
もし、落ち着いて考えることができれば、「返金」という言葉は役所的ではないと気づくでしょう。本来なら「還付金」「還付します」となるはずです。それにコンピューター処理された計算書のようなものがあるはずです。また、ATMで操作をさせるなど、おかしいと思うべきです。
しかし、「お金を出せというのではなく、返金してくれるのいうのだから」という気持ちが、つい素直に従ってしまうことになってしまうのでしょう。「個人情報の保護の関係もあるので」と、もっともらしく、それらしく、ATMでの操作に持ち込まれてしまうのです。
→銀行以外のATMで操作を/携帯電話を使う!/巧みに誘導されてしまう……p.2
→→パスワードは○万円?/これだけ被害が発生している!/預金を奪われるな!/あなたの一票/関連ガイド記事……p.3