発信者番号が偽装できる!?

発信者は誰?
発信者は誰?
今年一月下旬、被害者の携帯電話に自宅の電話番号を通知して、家族の誘拐などを装い、現金の振り込みを要求する未遂事件が和歌山県や長野県で発生しています。大阪府や愛知県では、昨年末、警察署の電話番号を通知して警察官を装う事件も発生していました。

現金数百万円を振り込んでしまった!~岡山発

昨年12月、岡山市内の三十代の主婦の携帯電話に、警察官を名乗る男から、夫が起こした交通事故の示談金を振り込むように連絡がありました。さらに、夫の名前の着信表示で電話があり、「ご主人の携帯電話は自分が預かっており、連絡はできない」と、弁護士を名乗る男が説明。そのため、やむなく現金数百万円を振り込んでしまいました。

その後、夫は事故を起こしてないこと、電話をかけてもいないことがわかりました。当時、夫にはイタズラ電話が多数かかっており、通話ができない状態だったことも判明しました。

家族が人質に!?~和歌山発

今年1月20日、外出中だった和歌山県内の男性(25歳)の携帯電話に、自宅の電話番号を発信元として、「家族を人質にした。金をいくら持っているか。すぐに銀行に行け」と男の声で電話がありました。通報を受けた県警署員が自宅に駆けつけたところ、同居している両親は不在で、誰も自宅から電話をかけていないことが判明しました。

その約30分後に、また男性の携帯電話に催促の電話がありましたが、男性が警察に通報したことを伝えると電話は切れたということです。

警察署からの電話?~愛知発

昨年12月中旬、愛知県内の会社員男性(32歳)の携帯電話に、警視庁神田署の署員を名乗る男から「サイトの料金が未払いになっている件で業者が相談に来ている」とかかってきました。男性が「地元の警察署に相談する」と答えたところ、男は電話を切りました。発信者番号の下四桁は「0110」となっており、実際に神田署の電話番号になっていました。地元署が神田署に問い合わせたところ、該当する警察官はおらず、同署内から男性の携帯電話に電話をかけた形跡もありませんでした。

男が現金を要求していないため、詐欺罪での立件はしなかったものの、警察署の番号を表示させて相手を信用させようとする新手の詐欺手口として警戒を呼びかけています。

各地でも発生

その他、昨年12月6日に、東大阪市の男性会社員(32歳)、今年1月20日、長野県内の女性会社員(34歳)にそれぞれ警察署、自宅の電話番号が表示された電話がかかり、振り込みを要求されましたが、いずれも被害はありませんでした。


2p.発信者番号はこうして偽装された?/ナンバーディスプレイが問題?/番号表示でも要警戒!
3p.警察は示談に介入しない!/被害者の弱点を突かれる!/あなたの一票