しかし、今問題になっているのは「利用してもいない、すぐに切った、のに高額な請求が」という点です。「身に覚えがない利用料金の請求」に支払い義務はありません。なおかつ、繰り返しになりますが、そのような被害事実は現時点では確認できていないのです。
「身に覚えがある方」にとっては、戦々恐々(恐れおののく、ビクビクする様子)といったところかもしれませんが、やはり納得のいかない請求に対しては、「料金システムを明らかにしてほしい」「利用記録を提示してほしい」と断固として戦う姿勢をとるべきではないでしょうか?
支払いが発生し無視すると延滞で料金がどんどん増えて、大変な額を請求されてしまうかもしれない
たとえば「5万円の請求があり、無視していたら翌月延滞料金と称して30万円の請求があった」というようなことがあったとしたら、それは「法定利息」をはるかに越えた、不当な請求ですから、ぜひ警察や消費者センター、国民生活センターに相談してください。
「正しい請求であるならば支払う」のは当然ですが、「請求があったらとにかく支払う」というのは少々安易に過ぎるのではないでしょうか。まじめで、疑うこともせず、うっかり支払ってしまうことも多いようなのですが、大切な自分のお金を誰かに支払うのに、あまりにもうかつではないでしょうか。
「請求があったら、支払わなくてはならない」と考える前に、「この請求は間違っていないか?不当な請求ではないか?」と考えましょう。「請求があるイコール支払い義務がある」わけではありません。また、身に覚えのない請求には支払わないように注意しましょう。
納得のいかないものには泣き寝入りせず、不安な場合は相談できるところ(電話会社、消費者センター、国民生活センター、警察、法律相談窓口、弁護士等)に早急に相談して、すみやかに問題を解決するようにしましょう。
なお「ワン切りトラブル」の元となっている、特定の電話番号のリストがあるとされていますが、「知らない電話番号には絶対にかけ直さない」という原則を守ればいいのですから、あまり気にしない方がいいのではないでしょうか。着信履歴に惑わされるのはやめにしませんか。
また、12月19日に「ワン切りトラブル~Part3」
という記事をアップしました。
【最新緊急情報】
1月9日に「ワン切りで請求書?心配ご無用」という記事をアップしております。実際に請求書が来たので不安という方はぜひご覧ください。
1月30日に「屈するな!電話でカツアゲ」という記事をアップしております。
ハガキではなく、「直接、電話に請求の連絡がきた」ので不安、というご相談にお答えしております。ぜひご覧ください。
関係各所の「ワン切りトラブル」に関する注意情報を【おすすめINDEX】「迷惑電話・盗聴・盗撮」にアップしておりますので、ぜひご覧ください。
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