恐 怖?

ステキなホテルの室内
ステキなホテルの室内
それに、私はグロサリーショップでミネラルウォーターなどを買っていましたし、お酒は飲まないので室内のミニバー(ミニ冷蔵庫)には手をつけていませんでした。そこで、つたない英語で、一所懸命、ミニバーは何も使っていない、部屋に来てもらう必要はない、と話しましたところ、ようやく、「わかりました、それでは」と引き取ってもらいました。

それでも、今にも誰かが来て、部屋のドアをノックしたらどうしよう! と怯えました。その日まで9日間、無事に過ごしていたのに、一気に恐怖がわき上がってきて、心臓はドキドキ、急に不安な気持ちに襲われて、いてもたってもいられなくなりました。「ホテルで女性が惨殺!」なんてことになったらどうしよう!!

震える手でフロントに電話しました。女性が出たので、「このホテルでは、ミニバーをチェックしに、従業員が部屋に来ることがあるのか。今の電話は本当にここの従業員なのか」と、たずねました。すると、「ああ、そういうこともありますよ」「もちろん、ここの者ですよ」と言うのですが、恐怖心でとても信じられません。「でもっ! 私、すごく、恐かったんですっ!!」と訴えたのですが、「まあ、心配いりませんよ」「怖がることなんかないですよ。大丈夫ですよ」と言われて電話を切りました。

どう言われても、恐怖ですっかり脅えてしまった私は、(今の女の人は大丈夫だって言ったけど、そんなの信用できない! もし、私に何かあったら、どうしてくれるというの。責任を取ってくれるわけ?)と、おさまりません。とりあえず、室内にあった脚のついたアイロン台といすをドアの前に持っていき、持参していた防犯ブザーをセットしました。ブザーはそれまでもセットしていたのですが、さらにアイロン台といすで防御したのです。

実際、何の被害もなかったし、あの電話は間違いなくホテルの従業員で、ただ忠実に仕事をしただけだったのかもしれません。でも、それまでの楽しかった気分が吹き飛んで、急激に怖さに支配されてしまい、あまり眠れない最後の夜でした。「考えすぎだよ」と言われればそれまでですが、やはり、絶対に部屋に入れないようにしたことは正解だったと思います。彼が本当にそうだったのかどうか、自分の身で確かめるようなことはしたくはなかったですから…。

ニューヨーク市立大学の教授の秘書と話したときに、「ニューヨークはだいぶ、安全になったと聞きますが」とたずねたところ、首を振って「そんなことないわよ。私は車でしか移動しないわ」と言っていました。もちろん、場所や時間帯によるでしょうが、それは日本でも同じこと。渋谷や新宿は場所によってはとてもコワイところですものね。

昔は、ニューヨークの地下鉄といえば恐ろしい乗り物というイメージがあって(実際にコワイ時期があったわけですが)、お金持ちのお年寄りのご婦人達が地下鉄の入り口をこわごわのぞき込んで「これが、あの恐ろしい地下鉄という乗り物の駅なんですって?」と、話していたという話を聞いたことがあります。今はすっかり安全、というか、最近はよっぽど日本の方がコワイかも…?


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