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隣人にご用心!騒音が死を招く…(3ページ目)

埼玉県A市で、自転車通行中の近くのTさん(48才)が、前方から歩いてきた男に包丁で首などを数カ所刺され、出血多量で死亡しました。いわゆる隣人トラブルが招いた事件といえそうです。

佐伯 幸子

執筆者:佐伯 幸子

防犯ガイド

事前調査が大切

この二つはいずれも騒音に苦しめられて、あげく自分が引っ越しをすることで解決したというケースです。騒音だけでなく、隣人の性格や人柄にも改善の余地がなかったのです。どちらも賃貸物件でしたから、引っ越しをする、という解決方法が取れたのです。

もし購買物件だったら? あるいは賃貸でも引っ越した直後に気がついたら? そう簡単には引っ越すわけにもいきません。そこで、「事前調査」が重要になってきます。隣人について、ご近所について、それまでトラブルがなかったかどうか、以前の居住者がなぜ去ったのか、など人間関係を中心に情報を集めましょう。

集合住宅での騒音は

集合住宅では、実際の生活音などがどの程度なのか、居住者に聞くのが一番かもしれません。部屋の下見の際に、床に寝ころんでみて、音の響き具合を確かめるというのもいいでしょう。立っているときには分からない音や振動があるかもしれないからです。

もちろん、自分が出す音についても細心の注意が必要なのは当然です。気づかぬ内に、隣人があなたへの殺意を抱いているかもしれません。とくに集合住宅では、どこからともなく音が聞こえてくるものです。隣と思っても、実は反対側であったり、何階も離れているところだったりもします。テレビや音楽に夢中になっているときに、隣人が耳をふさいでいるかも…? そんなことがないように、十分気をつけましょう。

騒音をはじめとする隣人トラブルには、面識のあるなしが迷惑を受けた場合の気分に大きな差が出るといいます。「ご迷惑をかけていませんか」「すみませんね」の一言で、だいぶ緩和されるものなのです。お互いに注意しあって、改善に努めるという姿勢が大事です。相互協力態勢、お互い様の精神、など本来のご近所づきあいができることが望ましいでしょう。
トラブルは未然に防ぐことが肝心です。隣人にご用心。


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