車内暴力の恐怖

電車内での暴力事件が、多発しています。尊い命を落とした被害者もいて、通勤の電車に乗るのも命がけです。女性が痴漢の被害を恐れるように、男性は車内暴力の被害を恐れているでしょう。

とはいえ、仕事で疲れてチョット一杯と、お酒も飲んでいたりして、うっかり誰かの足を踏んでしまうこともありえます。それがもし、不満を抱えた柄の悪い若者だったら…? キレる若者に、どう対応するのがよいのでしょうか?

何か事件が発生しても
「自分が被害者だったら、周囲の人に助けて欲しいけれども、自分が助けてあげることはできない」
というのが大多数の人だといいます。「見て見ぬふりをする」人の方が圧倒的に多いのです。

関わりたくない、巻き添えで危険な目に遭いたくない、というのは誰しもが思うこと。つまり、何かあっても周囲の人の助けを得ることは難しいのです。これは大変、孤独で恐ろしいことです。人がたくさんいても、誰も助けてはくれないと覚悟しておかなくてはなりません。

車内暴力の危機管理

それでは、そんな恐ろしい電車に乗ることをどれだけ注意しているでしょうか? 
「何かあったら恐ろしいけれど、毎日乗るものだし、そんなことを考えていたら電車通勤なんてできないよ」
というのが実際のところではないでしょうか。

しかし、「防犯」とは、「犯罪被害を未然に防ぐこと」です。危機管理の原則である「最悪の事態に備える」ことは、「そのとき、自分はどうするか」を考えておくことです。

電車内で自分が「車内暴力」に遭遇する可能性があるかどうか考えてみましょう。普通に当たり前に常識的に行動していれば、まずそういう場面に当たることはあまりないものです。

ところが、「常識」というのは、双方の合意があって、初めて常識です。こちらが正しい、普通のことと思っていても、相手がそう思っていなければ通用しません。

だいたい、若くて柄の悪い、あるいは普通の青年や大人の男性だけれども飲酒などで気の大きくなっている人などが、 「ちょっと詰めてもらえますか」などというごく当たり前の一言を「オレに、文句をつけた」と「カッ」となることがあるのです。

→言葉のテクニック/目を合わせないコツ/電車に乗り込む前から
→→車内をさりげなくチェックする/シミュレーションの重要性