年代別にみる、髪と頭皮の悩み
■10代
10代の髪と頭皮の悩みは、薄毛よりも「フケが出やすい」「頭皮にかゆみを感じる」など、頭皮についての悩みが多い傾向にあります。シャンプーやカラーリングなどで頭皮に炎症が起きていたり、皮脂の取りすぎでフケが出やすくなったりします。また、頭皮の脂分の分泌が不安定な年代のため、頭皮と髪にやさしいアミノ酸系シャンプーを選んだり、ヘアカラーの回数を少なくしたり、頭皮への負担を軽くしてあげましょう。
その他の悩みとして多かったのは、「毛量が多い」「髪のうねり・クセがある」など、ヘアスタイルに関する項目があげられました。
■20代
20代からは「脱け毛」の悩みが増えてきます。就職・結婚など、ライフスタイルの変化が大きい年代のため、ストレスなどが大きな原因になっていることが考えられます。合わせて、仕事やレジャーなどで深夜まで起きていて生活のリズムが崩れている人や、食事のバランスにも気をつかわない人が多い年代ともいえるでしょう。規則正しい生活を心がけ、休息・軽い運動などを心がけ、ストレスをためないようにしてください。
■30代
30代からは「脱け毛」と合わせて「薄毛」の悩みが増えてきます。出産などによるホルモンのバランスの崩れ、子育てや家事、仕事などのストレスなど、一時的に薄毛になる年代でもあります。ホルモンのバランスの崩れによる薄毛は一時的なものですが、できれば育毛剤の使用や頭皮マッサージなどで早めにケアしてあげるのがよいでしょう。
■40代
40代は「脱け毛」「薄毛」「ボリュームが少ない」という、薄毛に関する悩みが60%以上を占めています。この年代から、髪の毛1本1本が細くなってくる傾向があるため、具体的に「髪が薄い」と感じる方が多いようですね。皮膚や婦人科系の病気による薄毛でないことを病院で確認し、問題なければ、育毛剤の使用などでケアしましょう。
■50代~70代
50代以降からは、「その他」の意見として、「白髪」の悩みをあげる人が多くなります。「フケが出やすい」「頭皮にかゆみを感じる」という頭皮の悩みも増えているようです。ヘアケアへの感心が薄れ、正しいシャンプーができていない方が多いのかもしれません。頭皮を清潔に保つことが大切です。ただし、頭皮が赤くただれたり、一部分だけフケが多くみられたりする場合は、皮膚病が疑われます。皮膚科への受診をおすすめします。
美しい髪を保つには、早目のケアが肝心です |
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