スピード料理の基本とコツ
スピード料理の基本とコツ
準備・調理・片付けのコツ
さぁ調理開始! その時点で何を作るかはだいたい決まっているはず、使う材料もきっと頭に浮かんでいるはず。食材や道具も使うたびに取り出すのではなく、あらかじめそろえてしまいましょう。そうすれば手を止めることなく、調理に専念できます。調理の順番を工夫すれば、時間や手間、光熱のセーブも可能です。例えば、まな板や包丁を使う際、はじめに野菜を集中して切れば、その途中は水洗いだけでOK。最後に肉や魚に用いましょう。また、あらかじめのカットが可能な材料はまとめ切りを。例えば、肉を多めに買ったら、その日使う分とともに、次回の用途に合わせてカットし、ラップでぴっちり包んで冷蔵(冷凍)保存します。調理と同時に準備をこなす、これだけですが、後の調理時間短縮にはかなり効果があります。
私は料理を始める前に、調理工程や自分の動きなどを、簡単にシュミレーションしてからのぞんでいます。と言うと、ちょっぴり難しく聞こえますが、それはまさにゲーム感覚! 制限時間内でのクリアといった具合に、義務と思いがちな日々の料理もクリエイティブな楽しみ、頭をからっぽにしてストレス解消、と思えるよう、自分を仕向けています。
キッチンツールの効果的な使用
道具の助けもかりましょう。良い道具は料理のモチベーションへつながります。
手抜きにならない、美味しさを保つ秘訣
さて、あなたが料理を目にしたとき、手抜きを覚えるのはどんな点にでしょう。そう、裏を返せば、その点をきちんとおさえれば、手抜きには見えません。私達は見た目の8割で、その料理の美味しさを判断すると言われています。素材の切り方や盛りつけなどの視覚要素から、ある程度の見当をつけ、口に運ぶのです。とはいえ、その見た目も美味しさと無関係ではありません。ご存知のとおり、彩りの美しさは栄養バランス、味の広がりにもつながります。また、きちんと切りそろえられた素材は火の通り、味のなじみも均等にしてくれます。このようなことからも、美味しさは美しさにあらわれます。
皿の余白をとって、こんもり盛りつけます。緑を加えれば、より色鮮やかに |
食材、調味料の活用法
シンプルな調理もこだわり調味料でとびきりの一品に |
なお、食材を買うときは、用途が思い浮かぶものを手にとりましょう。個人のライフスタイルにもよりますが、2,3日分をまとめ買いすれば、バランス良く使い回せ、無理なく食べ切れます。日によって、料理できるかがまちまちな方はなるべく保存がきくもの、冷凍可能なものを選びましょう。それから、日頃より自分に合った購入先をいくつか持つことをお勧めします。これであなたの目利きにかける時間も大幅短縮です。
最後に、シンプルな調理でも使用する調味料が良いものだったら、手をかけた以上の美味しさが期待できます。手を抜くというより、手をかけ過ぎない。スピード調理に大切なのはメリハリです。
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