前回のガイド記事では、ITコーディネータが活躍できる施策をご紹介しました。今回は、ITコーディネータになるための勉強方法や受験方法をご紹介します。
まずは、サンプル問題に挑戦ITコーディネータは、経営とITの両方を理解し、ITを活用し企業の経営改革を推進する人材です。その為、試験では経営的な出題とIT系の出題があります。情報システム開発に携わるSEは、IT系の問題には強いでしょうが、最新の経営管理手法なども出題されますので、ちょっと戸惑うかもしれません。まずは、サンプル問題を解いてみて試験の感じをつかんでください。
サンプル問題(pdfファイル)
テキストなどで勉強するサンプル問題を解いてみて、受験する意欲がわいた方は、まず「プロセスガイドライン」をダウンロードして内容を理解してください。プロセスガイドライは、ITコーディネータ活動のベースとなるもので、試験もここから出題されることがあります。まずは、ガイドラインを熟読し内容を理解してください。
プロセスガイドライン(pdfファイル)
次に、受験勉強するときに活用できるテキストをご紹介します。
受験用テキスト案内
また、各種教育機関がITコーディネータ試験のための受験講座を開催しています。開催は東京、神奈川、大阪だけですが通学可能な方は、このような受験講座を受けることも有益でしょう。特に、SEとして現場で活躍されている方は、ITの知識や経験は豊富でしょうが、経営戦略策定など経営的な知識や経験が不十分だと思いますので、時間があれば受講するのもいいでしょう。
受験講座案内
ケース研修を受講するITコーディネータ試験は、100問の多岐選択式という筆記試験ですが、ITコーディネータになるためには筆記試験の他に、ケース研修という実技研修を受ける必要があります。これは、15日間実施され事例を用いて経営戦略や情報化戦略を策定していきます。この研修を通じて、習得した知識を知恵に変えていく過程を体験します。ITコーディネータ試験とケース研修は、どちらを先に受けてもいいですが、できればITコーディネータ試験に合格して知識を得てからケース研修に望むほうがいいでしょう。
ケース研修は知識を知恵に変える |
ケース研修詳細